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自治体の皆さまへ

あの日あのころ 第410回

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栃木県真岡市

■川崎智子(かわさきともこ)さん(飯貝在住・76歳)
◇子育てで実感した多くの大人が関わることの大切さ
私は旧真岡町の台町(現在の並木町)で、昭和21年に生まれました。1町3村が合併して真岡市が誕生したのは、ちょうど小学2年生の時でした。後の高寺交差点がまだY字路の頃で、現在のベイシアなどが並ぶ一帯は、田んぼが広がりのどかな風景だったことを記憶しています。
高校を卒業後、真岡女子高の先にあった日本コロムビア(株)に就職。結婚・出産後も共働きを続け、仕事や子育てに夢中な日々を過ごしていました。飯貝へ引っ越したのは、2人目の子どもが生まれてからです。当時を振り返ると、子育てを支えてくれた両親たちには感謝の気持ちでいっぱいです。子育てを通じて、子どもの成長には、おじいちゃん・おばあちゃん・地域の人たちなど、多くの大人が関わり、さまざまな経験をさせることがとても大切であることを実感していました。
やがて長男の家族と同居し、孫の面倒を見るようになりましたが、自分が支えてもらった時代を思い出しながら、余裕をもって育児を楽しむことができました。
その後、地域の子どもたちの成長にも関わりたいと思い、ファミリーサポートセンターに登録しました。幼い子どもを一時的に預かったり、一緒に遊んだりする活動です。また、登校する小学生の安全を守る交通指導員も始めました。それぞれ10年ほど務めましたが、仲間にも恵まれ、良い経験ができたのと同時に、お世話になった地域への恩返しも微力ながらできたように思います。
現在は、婦人会で、かごやバッグを紙ひもで製作するのを楽しんでいます。また、この春からは、高齢者交通安全等アドバイザーとして、高齢者の方へ交通安全に関するアドバイス等を行う予定です。これからも、地域の人々が安全・安心して暮らせるよう、尽力したいと思います。

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