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自治体の皆さまへ

あの日あのころ 第413回

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栃木県真岡市

■川村勝(かわむらまさる)さん(境在住・77歳)
仲間たちと取り組む地域活動を楽しんでいます

私は境で生まれ、3人きょうだいの次男として育ちました。この地域は昔から大雨になると鬼怒川の水がよくあふれて、被害を受けていたのを覚えています。中学時代は、社会の先生の影響で日本史が大好きになり、近所で古墳巡りをしたり、高校の歴史のテストでは、ライバルだった友人とよく1位を争っていました。その後、大学進学のために上京。卒業後、東京の高校で歴史・倫理社会の教員として2年間勤めていました。
ちょうどそのころ、真岡市では工業団地の造成や工場進出が盛んに行われていた時期で、当時市が誘致を計画していた宝栄工業(株)へ転職しました。入社当初は、東京の本社で経理を担当していましたが、昭和47年に真岡工場が新設し異動となり、総務・営業を担当しました。営業では、工場でつくった製品を取引先に納品するのに早朝から夜遅くまで働くこともあり、冬の青森へ製品を納品するために車で向かった時、アイスバーンの道で交通事故に遭ってしまい、秋田のダンプカーの運転手に助けてもらったこともありました。また、北海道や青森、長野、金沢にも出向き、販売拠点の設立に向けた市場調査や取引交渉のため、同僚たちと奔走しました。仕事は忙しかったですが、家族をはじめ、同僚の支えがあり、工業団地内の企業同士でも交流が盛んだったので、充実した日々を過ごせていたと感じています。
そして、昔から地域の歴史調査・研究が好きで退職後に始めた真岡観光コンシェルジュでは、自分で調べた資料を使って郷土の歴史や文化を案内し、真岡の魅力を発信しています。最近の楽しみは、境地区の老人クラブで参加者たちが楽しめるようにレクリエーションを企画して、地域の人たちが交流できる場をつくっているほか、出会い結婚サポートセンターの相談員として、結婚を希望する方の出会いから結婚までをサポートをしています。それぞれの仲間たちと励まし合い、協力し合いながら活動を楽しんでいます。これからも健康で元気に過ごしていきたいですね。

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