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温故知新23

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栃木県足利市

「教育DXの推進に関する産学官連携」
Ashikaga DX Team(Education)

早川 尚秀

本市では現在、各種申請などに係る窓口業務を中心に、デジタル技術による利便性向上に取り組んでいます。さらに、デジタル技術を教育分野にも積極的に展開することで、子どもたちの教育環境を改善し、学力向上などにもつなげていきたいと考え、デジタル教科書や電子図書館に続き『AIドリル』や『採点業務支援システム』などを導入していきます。
日本最古の総合大学『足利学校』ゆかりの足利市が、『学びのまち』『知のまち』としての評価を確立させていくためにも、これからの本市のまちづくりの中心に『教育』を据えて、積極的な事業の展開を図っていきたいと考えています。
この度、世界有数のコンサルティング企業である『デロイトトーマツコンサルティング合同会社』(以下、デロイト社)、デジタル技術を学ぶ学生を有する『足利大学』、そして『AeroEdge株式会社』との間で連携協定を締結しました。大学などの高等教育機関と連携実績のあるデロイト社が小・中学校と連携するのは初めて、とのことです。
具体的には、デロイト社からデータ分析や教育分野に関する専門的知見を有する方を『教育DX戦略アドバイザー』に、また足利大学の優秀な学生さんを『教育DX推進支援員』にお迎えしました。現在は統一されていない各種テストやAIドリルなどのシステムの連携を進め、その結果や情報を分析し、子ども一人一人に適する指導と、子どもたちの自主的な学びに結び付けていきます。
私は本市の子どもたちが自らの目標に向かい主体的に考え行動し、豊かな人生を切り拓いていける人に成長してほしいと願っており、今回の取り組みはこうした大きな目標に向かっての新たな挑戦でもあります。
皆さんに市の歴史的背景や教育に対する熱意を理解していただいたことが、連携協定につながったと思っています。徳永CIО補佐官や担当職員の努力の賜物です。
各社の力をお借りしながら、良きパートナーとして共に力を合わせて、全国のモデルとなるような事業を展開し、本市の教育をより質の高いものへと伸ばしていけるよう努めてまいります。

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