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足利学校のひみつ(31)

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栃木県足利市

■江戸時代の紀行文
江戸時代後期には、伊勢参りや富士講(ふじこう)など、多くの人々が諸国を旅し、その記録を書いた紀行文や名所を描いた本が流行しました。『筑紫紀行図誌(つくしきこうずし)』は天明6(1786)年に素言(そげん)が書いたものを写したものです。江戸を出て東海道、山陽道を下って九州各地を回り、中山道を経て江戸板橋宿に戻るまで38カ国を巡る紀行文です。道中の名所が彩色と鳥瞰図(ちょうかんず)を駆使して描かれています。写真は宇治川右岸、京都方面上空から見た宇治の風景です。右が下流の大阪方面、左が上流の琵琶湖方面になります。宇治橋の対岸には茶師(ちゃし)がいるまちなみと平等院が描かれています。
※茶師…お茶を生業とする人。

問合せ:史跡足利学校事務所
【電話】41-2661

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