■塩原を代表するトンボ~エゾイトトンボ~
本市は、山地から平地までおよそ1,700メートルの標高差があり、豊かな自然環境が残されています。市のホームページに掲載されている野生動植物確認種目録によると、昨年3月の時点で8,258種の生物(昆虫は6,055種)が確認されています。この中から、塩原を代表する昆虫として最後に紹介したいのが「エゾイトトンボ」です。オスは濃い水色、メスは緑色または濃い水色の地に、黒色条が入る、とても美しいトンボです。盛夏に池の周りを軽やかに飛び交う姿は、つかの間の涼しさを感じさせてくれます。県内の分布は高原山系の標高の高い地域に限られ、中でも塩原の大沼とヨシ沼は絶好の観察地となっています。ハッチョウトンボの発生時期と重なるので、ぜひ一緒に探してみてはいかがでしょうか。
じゅんじ
エゾイトトンボ
撮影日:2016.6.20
撮影場所:宇都野
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