まちかど*リポート

9／17

『チャレンジ精神とめげない強さで』

農家　船山瑛子さん

農業歴14年の船山さんは、米や麦のほか西洋野菜を栽培しています。「一度きりの人生、とりあえずチャレンジしてみよう」と農業の道に進むことを決心し、農業大学校卒業後に父・国雄さんのもとで就農しました。
レストランなどに野菜を卸したり、自身が育てたもち米を使ったあげもちのパッケージ製作に携わったりと、これまで様々なことにチャレンジしてきた船山さん。「夢や目標だったことが実現できている。大変なこともあるけれど、楽しいことは自分で見つけなきゃ」と笑顔を見せます。
船山さんは、お客さんに良いものを届けたい一心から、自分の目で耳で鼻で、納得がいくまで品質チェックを行います。「農家は1人で会社を経営するようなもの。作物を育てることや発注・経理も、みんな自分の責任になる。お客さんに『おいしい』『また食べたい』と喜んでもらったときにやっと安心できる」と話します。
「これ以上ない最高のものが作れたと思えたことは少なく、まだまだ勉強中。不安もあるけれど、農業で大切なのはめげないこと。時代に合った農業ができるように工夫していきたい」と笑顔で語る船山さん。その柔らかい表情の奥に秘めたチャレンジ精神とめげない強さが、「攻めの農業」の原動力になっています。