\毎年5月31日は世界禁煙デー・5月31日~6月6日は禁煙週間/
■タバコと健康
望まない受動禁煙を防止する取り組みはマナーからルールへと変わっています。この機会に、禁煙にチャレンジしませんか?薬局等で買える禁煙補助薬を利用したり、病院の禁煙外来で専門家のサポートをうけることもできます。
◇喫煙者本人へ及ぼす影響
喫煙はがんをはじめ、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や結核などの呼吸器疾患、2型糖尿病、歯周病など、多くの病気と関係しており、予防できる最大の死亡原因であることがわかっています。また、喫煙を始める年齢が若いほど、がんや循環器疾患のリスクを高めるだけでなく、総死亡率が高くなることもわかっています。
◇周囲の人へ及ぼす影響
喫煙者が吸っている煙だけではなく、タバコから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも多くの有害物質が含まれています。本人は喫煙しなくても身の回りのタバコの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。
受動喫煙による肺がんのリスクは1.28倍、虚血性心疾患のリスクは1.3倍、脳卒中のリスクは1.24倍とされています。さらに受動喫煙は子どもの呼吸器疾患や中耳炎、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。また、妊婦の方やその周囲の人の喫煙によって低体重児や早産のリスクが上昇します。
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