■防災に思うこと
広報連絡委員 松原 正代
今年のお正月は緊急地震速報の警報音にびっくりした方が多くいらっしゃったかと思います。まずは、被災された地域の皆様方にお見舞い申し上げます。
我が家も娘一家が新潟へ帰省中でしたが、幸いにも被害なく無事に戻ってきました。
東日本大震災を経験し、いざという時の教訓を学んだつもりでいましたが、警報音を聞いた瞬間、何もできない自分がいました。
野木町でも2019年の台風被害で私も、一時避難を経験しました。ほんの半日でしたが、体育館の冷たい床の上に毛布を敷いただけの境目のない場所で過ごすことの大変さを身に沁みました。実際に大災害が起きたら、私はこの場所で数日間を過ごさなければいけないのか、と思うと、不安しかありません。
改めて、普段からの準備と災害時の備えの大切さ、また、地域としてできることは何かを考えさせられました。コミュニティが十分に機能すること、例えば裏のお宅はお年寄りの一人暮らしだったとか、あちらはご主人が単身赴任でお母さんと小さいお子さんだけの住まいだったとか、そんな少しの情報でもあれば、声を掛け合うことができるのではないでしょうか。また、通りの向こうは地盤が低いとか、川が近いとか、ハザードマップの作成も重要になってきます。町から配布される情報だけでなく、住んでいるひとりひとりが知っている小さなことを積み上げて、各自治会独自のハザードマップ作りを進めていくことが大切になると思います。
コロナ禍も落ち着き、様々な行事が以前の活気を取り戻す中、気を引き締めていくことに気づかされた年明けでした。今年1年が平和な年になりますように。
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