女性が活躍している企業にスポットライトを当て、女性も活躍できる企業を増やし、住みよい鹿沼を目指したい。そんな目的から、イクボス合同宣言式に参加した2社からお話しを伺い、女性が活躍する職場のヒミツを探ります。
■株式会社シダラ
代表取締役の設楽光江さん、職員の根本まり子さん、神山妙子さんにお話しを伺いました。
Q:職場環境を良くする取り組みについて教えて?
設楽:従業員との距離感を近くするなど、お互い意見が言い合える関係にするための努力をしています。「社員全員が経営者」と伝えており、最近も「働きやすい環境にするには」という勉強会を開催して、社員にアンケートを取り、それぞれ意見を出し合いました。
Q:女性活躍の場について教えて?
設楽:女性の登用は積極的にしたいと考えており、工場職員にも女性の採用を検討したいと思っています。これまでは男性がメインと思われていた業務であっても、女性の目線で仕事をしてもらうことによって、新たな発見があるかもしれないと考えています。
Q:仕事の向き合い方について教えて?
神山:それぞれ担当業務を任されており、「社員全員が経営者」という自覚と責任を持って仕事にあたっています。
根本:仕事が大変な時期でも自分のペースを大切にしながら、「どうせやるなら楽しく!」という気持ちで乗り越えています。
▽ヒミツのポイント
「社長と従業員との距離感」、これが(株)シダラさんのヒミツのポイント!仕事でも、プライベートでも相談しやすく、社員全員が活躍でき、会社を支えている原動力になっているのだと感じました。
■社会福祉法人もろ栄福祉会 特別養護老人ホームおりづる
施設長の佐藤歩さん、職員の坪山瞳さん、金子佳緒さんにお話しを伺いました。
Q:従業員の資格取得やスキルアップのための支援について教えて?
佐藤:仕事をしながら資格を取ることはなかなか難しいと思います。そのため、福祉資格(介護福祉士、社会福祉主事、ケアマネージャー)などを取る支援を積極的に行っています。坪山さんは入社後にケアマネージャーの資格を取りました。
Q:従業員同士のコミュニケーション活性化のための支援を教えて?
佐藤:職員の親睦会活動について力を入れており、毎年各種企画を立て実施しています。今年は、感染予防を徹底したうえで、社員旅行を再開予定です。積極的に参加してもらえるよう、お子さんの参加も可としています。
Q:職場環境について教えて?
金子:職場は「アットホーム」な雰囲気があり、子どもが体調を崩したときも従業員同士でサポートし合うことができます。
坪山:勤務形態が複数あり、選択することができて、仕事と家庭の両立にとても助かっています。
▽ヒミツのポイント
最後まで笑顔あふれるインタビューとなりました。坪山さんと金子さんの二人は、絶賛子育て奮闘中!そんな中、顔を合わせて「アットホームな職場です。」と答えていただいたところが印象的でした。そこに、従業員がキラリと輝けるおりづるさんのヒミツがあるのだと思います。
市では、「イクボスかぬま宣言」を実施する事業所を募集しています。詳しくは、人権・男女共同参画課【電話】63-8352まで。
問合せ:産業振興課産業振興係
【電話】63-2196
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