代々受け継がれてきた走る才能

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■陸上・全国高校総体男子400m優勝
▽平川慧(ひらかわきら)・コザ高校3年生
8月2日、北海道札幌市・厚別公園競技場で開催された、全国高校総体男子400m決勝において、自身の県高校記録を0.42秒も更新する46秒63で沖縄県勢初の優勝を果たし、金メダルを勝ち取った。
母であり、自身も陸上の経験を持つ美紀さん。高校時代には4×100mリレーで全国大会にも出場しており、祖父の盛範さんも、元・中学校男子100m県記録保持者という、走る才能が代々受け継がれた、沖縄生まれのスプリンター。
練習や身体のメンテナンスも付きっきりでサポートする母の美紀さん。大会前は精神的に集中させるために、あれこれ言わないように気をつけているそう。
今回の優勝は、本人の並ならぬ努力も勿論だが、大会の現地には行けなかった、平川の祖父・祖母の応援や、同じ陸上の仲間や関係者の力が後押しになり、今回の結果に繋がったと本人は語った。

■うるま市出身　平川慧　あげな中学校―コザ高校3年
小学校1年生の頃に、兄の影響を受けサッカーを始める。小学校3年生の頃に母の勧めで陸上を始め、中学校3年生の時に、全国大会400mで48秒48の記録を残し優勝。歴代5位という成績を収めた。
高校入学後、1年生ながら南九州大会400mで47秒77の好成績。U18大会でも男子300mで優勝。2年時にはU20日本選手権6位。U18大会でも優勝するという輝かしい成績を残している。