文字サイズ
自治体の皆さまへ

久米島町の今年の予算

1/26

沖縄県久米島町

■令和5年度予算総額106億716万2千円

◇去年と比べると何が変わったのかな?
一般会計の増減理由(目的別の増減額が大きいもの上位3位)
第1位 衛生費→10億9千928万8千円の増加
・久米島分屯基地周辺ごみ処理施設整備事業の増額により約165.8%増加しました。
第2位 農林水産費→1億1千472万2千円の増加
・農地耕作条件改善事業等の増額により約11.4%増加しました。
第3位 商工費→9千159万1千円の増加
・久米島町路線バス購入事業等により約57.2%増加しました

◇令和5年度予算編成のポイント
令和5年度当初予算は、歳入で自主財源である町税の収納見込み額は対前年度比△4,704千円の減となり、収入総額に占める割合も依然として低い状況(7.6%)であり、地方交付税や国庫・県支出金等の特定財源に大きく依存した構造となっています。そのため、依然として厳しい状況での予算編成となりました。一方、歳出では義務的経費である人件費、公債費及び扶助費の割合が高く、弾力性に乏しい財政構造となっており、今後も公共施設の老朽化による維持補修等及び高齢化の進展に伴う社会保障費の自然増に加えて、昨今の燃油及び物価等の急激な高騰に対応するため、町民の生活の質の低下を招かぬよう、必要不可欠な行政サービスの維持と住民福祉の向上に取り組めるよう予算を編成しました。

■入ってくるお金(歳入)
令和5年度の久米島町の収入にはどんなものがあって、どれくらいの金額なのか見てみましょう。
◇令和5年度一般会計予算 歳入

◇令和5年度 収入の特徴
・収入総額に占める地方交付税の割合が37.0%を占めており、また、国や県から使い道を指定されて交付される国庫・県支出金の割合が33.0%となっています。国や県から配分、支出される財源に大きく依存している状況です。また、大型建設事業等に充てられる町債の借入が増大となるため今後厳しい行財政運営が求められます。
・一方、町民の皆様に納めていただく町税が7.6%、財産収入や使用料、手数料などの諸収入が5.9%となっており自主財源が非常に乏しい状況となっています。

■出ていくお金(歳出)
令和5年度の久米島町は、どのようなことにどれくらいのお金を使うのか見てみましょう。
◇令和5年度一般会計 目的別歳出予算

◇令和5年度 支出の特徴
・今年の歳出の内訳を見ると、行政の運営経費や沖縄振興特別推進交付金を計上している経費(総務費)が20.1%と割合が高く、次に、ごみ処理施設整備事業等に係る経費(衛生費)が19.7%と続いています。次に、福祉の充実に係る経費(民生費)が17.0%、借金の返済である公債費が7.6%となっており、全体の約64.4%を占めています。

◇過去7年間の町税の推移

※R4年度は、確定していないため、R3年度までとなっています。
令和3年度の徴収率は前年度比0.1ポイント減少し、町税の収納見込額についても、対前年度と比較し減少となっております。今後も引き続き自主財源の確保に向け取組を強化します。

◇町税の内訳はどうなっているの?
町民税 2億7千547万4千円
・皆さんが納める「個人住民税」と町内の会社が納める「法人住民税」があります。
固定資産税 3億3千25万1千円
・町内に土地・家屋・償却資産(事業に使う機械など)を持っている人や会社が納める税金です。
軽自動車税 3千868万1千円
・軽自動車・オートバイなどを持っている人が納める税金です。
町たばこ税及び鉱産税 3千483万7千円
・たばこの卸売業者などが町内の小売店などに売り渡した「たばこ」に対して係る税金です。
・町内で鉱物を掘り出した人が、その鉱物を売り渡した価格に応じて課税される税金です。

◇性質別に見た予算の特徴
・必ず支払わなければならない経費である「人件費」「公債費」「扶助費」の割合が全体の36.4%と高く、財政の硬直化の傾向があります。
・今後も総合計画に基づく各種施策への予算配分と計画的な起債(借入金)活用による公債費の抑制を図る必要があります。

◇性質別歳出予算
・消費的経費
公共施設の光熱水費や管理費などの「物件費」、施設の修繕などの「維持補修費」、各種団体への補助金などの「補助費等」のことで、後年度に形を残さない性質の費用の合計
24億6千88万2千円(27.5%)

・義務的経費
職員の給料や手当などの「人件費」と子ども手当や障害者支援などの福祉医療に係る費用である「扶助費」、町の借金返済である「公債費」の合計
32億4千909万2千円(36.4%)

・投資的経費
公共施設の建設や大規模改修、道路、公園、港湾の整備など将来にわたり使用するような施設を作る費用である「普通建設事業費」と災害が発生した際の復旧に係る「災害復旧費」の合計
22億9千756万7千円(25.7%)

・その他の経費
基金(貯金)への「積立金」や国保・後期高齢者医療、下水道など他会計への「繰出金」や予算編成時に予見できなかった経費に対応する「予備費」の合計
9億2千832万5千円(10.4%)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU