■令和5年度 八重瀬町保こ小連携「架け橋プログラム」
▽具志頭保育園公開保育研究主題「言葉の伝え合い」
八重瀬町保こ小連携合同研修会では、10月27日に具志頭保育園で公開保育を実施しました。具志頭保育園では、コロナ禍で対話の機会が極端に減ってしまった子どもたちの「これがね」「あれがさ」等の短絡的な言葉のやりとりが増えたことで、「言葉の環境」を意識して育てたい、子どもたちの「話したい」「聴きたい」の気持ちを引き出し、対話を通してお互い認め合い、多様性を受け止めあう力を育てたいという思いがありました。そのために、どんな言葉も否定せずに受け止めることを大切にし、安心して言葉で表現できる環境づくりを意識することができました。昨年度から取り組んでいる「子ども会議」の取り組みや、保育者の援助、環境構成等で言葉の育ちをしっかり小学校へ繋げていけるよう、今後も子どもの姿に寄り添いながら保育環境づくりに取り組んでいきたいと思います。
《幼児期の「言葉による伝え合い」と小学校の「話し合い」は何が違うのか。》
〇保育の「言葉の伝え合い」
・自分の気持ちを、自分なりに言葉にする
〇小学校の「話し合い」
・友達の意見を踏まえて自分で考え言葉にする
・考えの違いを認め、比較し、考えを更新する
〈0歳〉「マンマ」「パブ―」の喃語
〈1歳〉2~3語を使って話し始める「ちょうだい」「はいどうぞ」
〈2歳〉周囲の人とのコミュニケーションが楽しめるようになる「むしいたよ!」「一緒につかまえよう~」
〈3歳〉単語の数が増え、質問も多くなる「ご注文は?」「座っておまちください」
〈4歳〉自分の意思を言葉で表現する「まけないぞー」「ぜったい勝つぞ!」
〈5歳〉言葉による伝え合いをするこども会議「ふわふわ言葉」
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