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令和6年度 施政方針(4)

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沖縄県本部町

■令和6年度 重点施策の概要

◆第5に、「幼稚園教育・学校教育・社会教育について」申し上げます。

地域社会全体で、心豊かでたくましい本部っ子を育成することは、教育行政の基本姿勢として、極めて重要な課題であります。そのために、「豊かな人間性」、「学力の向上」、「自立心の向上」を本部町フロンティアビジョンの中核に据えて、その支援に取り組んでまいります。
また令和6年度から、地域の力を生かした学校運営など、学校を拠点とした持続可能な地域づくりを目的に、新たにコミュニティースクールを導入してまいります。

◇1点目に、「幼稚園教育」について、申し上げます。
幼稚園教育につきましては、本部幼稚園の専任園長を中心に、全幼稚園の体制強化を図ります。
また、幼稚園と小学校の合同研修会等を通して連携強化を図り、教育体制の更なる強化・構築に取り組んでまいります。

◇2点目に、「学校教育」について、申し上げます。
各学校における校内研修などを充実させ、すべての教職員の特別支援教育に関する専門性の向上を図ってまいります。
ICT教育について、令和6年度は新たに上本部学園を研究指定校として、その推進を図ってまいります。
学校給食は食のインフラであります。食を通して食べ物に関する知識や生活習慣、健康な体づくり、また本部町産食材を活用して、食育の推進を図ってまいります。
学校給食費無償化については、子育て世代の経済的な負担を軽減するため、令和6年度も引き続き取り組んでまいります。

本部高校につきましては、高校と地域をつなぐサポートなど、高校魅力化コーディネーターを配置し、支援をしてまいります。また、後援会への支援、大学及び専門学校等への進学支援も引き続き図ってまいります。

◇3点目に、「社会教育」について、申し上げます。
社会教育の振興につきましては、町内の豊かな自然などを活用し、自然観察教育等を継続的に実施してまいります。また、夏休みを利用した地域学習教室、子ども会活動等、各字の公民館と連携し、引き続き取り組んでまいります。

更に、町内の自然・歴史・文化などの魅力の情報発信、体験・交流及び各種研修など、もとぶ文化交流センター及び町立博物館を活用してまいります。
文化活動については、もとぶ展や本部町文化祭の開催など、本部町文化協会などと連携し、取り組んでまいります。

スポーツ振興につきましては、各学校の体育施設や町運動公園、町民体育館などを活用し、スポーツを通して町民の体力向上等を図ってまいります。

◆第6に、「行政DX化の推進及び行政組織体制の強化と財源の確保について」申し上げます。

ICTを活用した行政のDX及び地域のDX推進は、アフターコロナ時代のまちづくりにおいて、その取り組みを着実に強化しなければならないと考えております。

令和5年度より「本部町DX推進計画」がスタートしており、行政サービスの向上および行政事務の効率化を図るべく本町のDXの推進を加速してまいります。
その一つとして、住民情報を取り扱う自治体情報システムを国が基準を定めた標準準拠システムへの移行作業を行ってまいります。また国が整備する全国的なクラウド環境の利用に努めてまいります。
令和5年2月からは転出・転入手続きがオンラインで行えるようになり、これまでに子育て・介護手続きを中心に29手続きがオンライン申請可能となりました。

令和6年度においてもオンライン申請可能な行政手続きを拡充してまいります。

情報発信の強化は、これらのまちづくりを行うにあたって、極めて重要だと考えております。
これまで、報道各社やFMもとぶ向けの定例記者会見や本町ホームページの機能拡張などを実施しております。令和6年度は、LINEの機能拡張や様々なイベント情報の発信などをより一層、強化してまいります。

行政組織体制については、行政DX化の推進やこども家庭センターの設置など、行政運営に係る様々な事務が増加傾向にあり、なお且つ複雑化してきております。それらに対応するため、行政組織の一部改編等を行ってまいります。
また、職員一人ひとりが十分な能力を発揮しなければならないことから、職員個々の能力を伸ばすため、職員研修の充実強化に取り組みます。

財源の確保につきましては、町税をはじめとする自主財源の確保・拡充に取り組んでまいります。

税収につきましては、昨今の新規の建築や起業等を踏まえ、設備投資や入域客数の増加等に伴う増収に向け、取り組んでまいります。
課税の面では「公平・確実の原則」に従い、また収納の面では、きめ細やかな相談対応や適正な滞納処分等により収納率の維持・向上に努めてまいります。
また、共通納税や口座振替等、多様な支払方法による町民の利便性を高めてまいります。

個人版ふるさと納税、企業版ふるさと納税の応援寄附につきましては、令和6年度におきましても、多方面に応援寄附の協力をはたらきかけ、魅力ある町づくりに有効活用を図ってまいります。

◆おわりに
以上、令和6年度の町政運営にあたり、主要施策の概要につきまして、重点事業と新規事業を中心に、その一端を申し述べました。

施策の推進にあたりましては、全職員連携のもと、総力を上げて施策を遂行してまいります。
最後に、令和6年度においても、町民本位の行政運営を基本とし、常に親切丁寧な対応に徹し、質の高い行政サービスの提供に努めてまいります。私の目指す「日本一心豊かな我がまちづくり」を実現すべく、全力で取り組んでまいりますので、議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げ、令和6年度の施政方針といたします。

令和6年3月7日
本部町長 平良武康

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