文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】1秒でも早くー救いたい命がある限り(1)

3/34

沖縄県那覇市

一刻を争う状況におかれた人々を一人でも多く救うため、救急隊員は日夜、力をつくして活動しています。
今月の特集では、命を守る最前線で奮闘する救急隊や職員、救急の現状について紹介します。

■救急出動件数が過去最多
市では市内の消防署所に救急隊を7隊配置し、日々の救急要請に対応しています。各種感染症の流行等が影響し、令和4年中には救急出動件数が過去最多の22,659件を記録しました。
今年も救急出動件数が増加傾向にあることや沖縄県内の医療機関がひっ迫していることも相まって、救急車が駆け付けても搬送先の病院が決定するまで30分以上要する「救急搬送困難事案」が増加しています。

◇救急出動件数

■救急車を要請したのに消防車が来た!?
消防局では119番通報を受けた際に「意識がない」「呼吸をしていない」といった緊急度の高いキーワードが聞き取れた場合、救急車と一緒に消防車も出動する「PA連携」を行っています。「PA」とは、ポンプ車(Pumper)と救急車(Ambulance)の頭文字からきた名称です。重症傷病者の場合、電気ショックや薬剤投与など様々な救命処置を行いながら搬送するため、より多くの隊員が処置に加わります。
また、救急車がすぐに向かえない場合は、近接の消防署所からポンプ隊が出動し、救急車が到着するまでの間、心肺蘇生法やAEDを使用した救急処置を行います。

■軽症者が半数以上
救急搬送された際の傷病程度は多い順に、軽症(入院不要)、中等症(入院は必要だが重症には当てはまらない)、重症以上(3週間以上の入院が必要)となっています。軽症でもその後の通院が必要な場合もあり、全てが不要不急な救急要請ではありませんが、かかりつけ医を受診したり、救急病院を自己受診できるケースも多く含まれています。
救急車は限られた資源です。大切な命を守るため、救急車の適正利用にご協力をお願いします。

■こんな時は迷わず救急車を
・緊急性の高い病気やケガ
・呼吸、心臓が止まっている
・激しい頭痛、胸痛、腹痛
・突然倒れ、呼びかけても反応がない
・広い範囲のやけど
・交通事故等大きなケガ

■救急・防災フェア開催!
応急手当体験、ちびっこ救助隊体験、消防車両展示など、多数のイベントブースを用意しています。みなさん、ぜひお越しください!
日時:9月2日(土)
式典:13時30分〜14時15分
イベント:14時30分〜16時

■救命講習を受けよう!
突然のけがや病気に対して応急手当ができるのは、その場に居合わせたあなたです。大切な命を守るためにも、正しい応急手当の知識を身につけませんか。
〔救命講習会〕
消防局では救命講習会を毎月開催しています。1名からでも受講可能です。
〔出前講座〕
5名以上で申し込みの場合、事業所・学校等へ指導員を派遣して講習会を行います。

※詳しくは市ホームページを確認ください

問合せ:救急課
【電話】867-1199

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU