ある晴れた日のこと、届け物を持って近くの町に行きました。きれいな水が流れている小川の近くで、5才くらいの男の子が2人遊んでいました。そこへ同じ年くらいの女の子が走ってきました。
私を見ると「こんにちは」と、ごく自然にあいさつをしてくれました。そして1人の男の子が「どこに行くの。」と、話しかけてきました。「○○さんというお家、知っていますか。」と尋ねてみると、「聞いてくるわ。」と言うなり、女の子が走って自分の家の方に帰ったかと思うと、おばあさんと一緒に戻って来てくれました。
おばあさんはていねいに訪問先までの道順を教えてくださいました。「ぼくが連れていってあげるわ。」と、もう1人の男の子が言いましたが、結局3人の子どもたちが道案内をしてくれました。子どもたちのおかげで、私は迷うことなく目的地のお家まで行くことができました。
近年、子どもや子育て家庭の抱える課題が複雑・多様化し、依然深刻な状況にある中での今回の出来事でした。
「バイバーイ。」と、大きく手を振り走り去る子どもたちの姿が、何とも嬉しく心温まるひと時でした。
→福祉保健課
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