5月を和名で皐月(さつき)という。早苗月(さなえづき)が由来で、米作に由来があるらしい。稲に限らず、新緑まぶしく生命力がみなぎる季節といえる。景色は美しくいいこと尽くしに聞こえるが、琵琶湖や河川では外来植物の侵略がニュースになる
侵略的外来種のオオバナミズキンバイに劣らぬ繁殖力で勢いよく勢力を伸ばしている在来種のドクダミと、わが家の庭で休日ごとに格闘する季節の到来である。白い4枚の葉が花びらのように、かれんな花を装っているのも憎らしい
だけど、ドクダミは日本三大薬草ともいわれ、昔から人間を助けている。草も木も精一杯生きているだけ。ちぎれた茎からでも繁殖する強さに辟易(へきえき)するのは、有益に使えない自分のせいかも…。暇つぶし的思想をもてあそびながら、鎌とスコップを手に、迷いなくせっせと駆除する今日このごろ。(あ)
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