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女性の乳がん増えています

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滋賀県日野町

毎年10月を「ピンクリボン月間」とし、「乳がんの早期発見、早期治療」を啓発・推進する取り組みが世界的に行われています。
国立がん研究センターの統計によると、2019年は女性の約97,000人が乳がんと診断され、約14,000人が亡くなられています。
乳がんは「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが深く関わっており、女性が発症するがんの中で最も多く、年々増えています。
乳がんを発症する女性は約9人に1人といわれるほど、身近な病気となっているのです。
年代別にみると30代後半から乳がんの発症が増え始め、40代から50代前半でピークとなります。さらに60代前半で再びピークを迎える傾向があります。また最近では、20代や30代の発症も増えています。発症が多い40代、50代はちょうど仕事や子育て、介護など人生の中でも社会的な役割が大きく、忙しい時期に重なる場合が多いため、深刻な問題となります。
しかし早期に発見し、早く治療することで、命を守ることができます。
そこで今回は、自分の乳房に関心をもった生活習慣(ブレスト・アウェアネス)について、ご紹介します。

◇進展度別 乳がんの5年生存率

限局:乳がんが小さく乳腺全体を侵していない
領域:乳房付近のリンパ節に転移または、近くの臓器に転移・湿潤している
遠隔:遠くの臓器やリンパ節などに転移・湿潤している

◆ブレスト・アウェアネス「乳房に関心を持った生活習慣」4つのポイント+年代別ポイント
(1)まず、自分の乳房の状態を知っておきましょう
乳がんは自分で気づくことができるがんです。月に1度のセルフチェック(自己触診)を行って、普段の自分の乳房の状態を知っておきましょう。
(2)乳房の変化(しこり、皮膚のくぼみ、血性の乳頭分泌など)に気をつけましょう
(3)乳房の変化に気づいたら、すぐに医師に相談しましょう
(4)40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受けましょう

◎20〜30代
乳がんのことを正しく知り、セルフチェックで自分の乳房に関心を持つことを始めましょう。

◎40〜50代
仕事や家事に多忙な人も多く、検診から遠のきがちですが、月に1度のセルフチェックで異常を感じない場合も、2年に1回、定期的に検診を受けましょう。

◎60代以上
2年に1回、定期的に検診を受けましょう。エストロゲンは、閉経前は卵巣でつくられ、閉経後は脂肪細胞でつくられるといわれています。日ごろから肥満に気をつけ、無理のない運動を続けましょう。

町では集団検診、または個別検診(滋賀県内の指定医療機関)で受診することができます。
職場等の検診の機会がない方はご利用ください。

問い合わせ先:福祉保健課 保健担当
【電話】0748-52-6574

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