0から1歳頃は、これから成長して友だちと関わっていくための土台となる『人への信頼関係』を築く時期です。『人が好き』『人といると楽しい』という気持ちを子どもが抱くようになるためには、両親や身近な大人との愛着関係がしっかりできていることが大切です。
たとえば、赤ちゃんは泣いたりぐずったりして、自分の要求を表すサインを出します。「おなかが空いたんだね」「おむつ換えようね」「眠いんだね」と赤ちゃんの気持ちを受けとめて、共感しましょう。
1から2歳頃は、家族など信頼関係のある人と見知らぬ人との判別が出来るようになり、人見知りを始める子もいます。これは特定の人との愛着が育っている証拠と言えるでしょう。
3歳頃は、乳児期よりも友だちとの関わりも増えて、最初は一人だけで遊んでいたのが、みんなで遊ぶようになっていきます。
4から5歳頃は、友だちとの関わり方が大きく変わり、大人と遊ぶよりも友だちと関わることを好むようになります。集団で行動することが増える中で、ルールを守ることの大切さや友だちの話を聞く力が身についてくる頃でもあります。周りの子どもとトラブルがあった時でも、「どうしてそうなったのかな?」と、子どもの目線に立って声掛けするだけで、子どもの意識に変化が訪れるはずです。
子どもが自由に遊べて、何かあった時にいつも守ってくれる人がいるという安心感が身についていると、不安を感じることなく、友だちなど他者と関わることが出来るようになっていきます。子どものペースに合わせ、友だちとの交流の機会を与えていきましょう。
問合せ:地域子育て包括支援センター
【電話】551-2370【FAX】551-2330
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