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自治体の皆さまへ

上天草総合病院だより(1)

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熊本県上天草市

■がんサロン
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、開催は中止します。

問い合わせ先:【電話】0969-62-1122

■診療案内

・診療受付時間は、午前8時30分から午前11時30分までです。
・火曜日の整形外来は午前10時50分から診療開始です。
・歯科口腔外科は月~金の午後も診療を行います
・脳神経内科は予約制の診療(午前)となります。
・脳神経外科外来は月2回(第2,4水曜日)の午後2時より診療を行います。(予約制です)
・泌尿器科は毎週火曜日と金曜日に診療を行います。
・診療案内は都合により変更となる場合があります。ご了承ください。

■泌尿器科で新しい内視鏡手術ができるようになりました!
こんにちは、泌尿器科の西一彦と申します。日頃、泌尿器科へ御支援・御紹介頂き有難うございます。
泌尿器科が常設されて約2年が経過致しました。本日はその間の改善につきお話しさせて頂きます。
外来診療は火曜と金曜の午前9:00~午後1:30で、予約制とさせて頂いております。一般的に泌尿器科診療は診察と同時に画像検査や処置を実施してはじめて診断がつきますので、お一人お一人の診察に時間が掛かります。それで、なるべく患者様をお待たせしないように予約制となっております。
この2年間の診療結果より本院での泌尿器科外来には二つの特徴があります。
(1)まず第一に、前立腺肥大症や高度排尿障害の患者さんが多い事です。その為、排尿機能を客観的に診断できるように尿流量測定器を外来に導入致しました。その結果判明した事は、前立腺肥大症や排尿障害で長期経過した結果、膀胱機能低下に至っている患者さんが多く、それに加齢も加わり尿閉に至る患者様が多いようです。
尿閉になりますと疼痛や腎不全が発症し日常生活ができませんので緊急の尿道カテーテル留置が必要で、今までは泌尿器科常設の病院へご紹介となっていたようです。現在は本院で、尿道カテーテル留置し疼痛や腎不全が解除できます。
その尿道カテーテル留置は尿路感染が発生しかつ日常生活にも支障がありますので、可能な限り解除すべきとなっております。そこで尿道カテーテル留置しないで済むように、尿道コイルが留置できるように致しました。この尿道コイル留置(メモカス)は半年毎の交換や結石形成・不快感等もありますので、さらなる根治治療として前立腺レーザー治療を今年秋から開始予定です。この根治治療は低侵襲で出血も少なく、抗凝固剤内服していても治療可能となっております。素晴らしい治療で医療保険適応となっておりますが最も新しく、熊本市内を中心に県内で数施設でしか導入されておりません。高齢患者さんの多い上天草地区には適している治療と思います。しかしこれら素晴らしい治療も、膀胱機能が低下してしまいますと治療効果は低下しますので、早期診断が重要と思われます。
(2)次に血尿や頻尿の患者さんの検査として外来に膀胱鏡検査を導入致しました。すると膀胱癌の患者さんが多いと感じます。第二の特徴です。膀胱癌は早期発見しますと、低侵襲な内視鏡手術で治療できます。しかし進行しますと、生命にも関わりますし侵襲的な大手術が必要で、尿路変更となり採尿袋を体表につける事となります。それで診断と低侵襲的内視鏡治療に不可欠な経尿道的膀胱腫瘍切除術ができるように今春からなりました。
当科では高齢化が進む上天草地区の患者様に適した治療ができるように、このように少しずつ改善しております。そして患者様が今の日常生活をなるべく続けられるように、患者様・ご家族・主治医と話し合い治療をおこなってまいりますので、お気軽に御相談下さい。

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