食については、糖尿病などの生活習慣病の有病者の増加、子どもの朝食欠食、高齢者の低栄養など様々な問題があります。近年の若い女性では「やせ」の割合が高く、エネルギーや栄養素の摂取不足が心配されます。また、「朝食をほとんど食べない」、「食べないことがある」という小学生の割合は減ってきてはいますが、まだ多くいるようです。
6月の食育月間に、自身や家族の食生活を振り返ってみませんか?
■妊娠期の食事
赤ちゃんをおなかに授かってから2歳までの1000日間のお母さんの食生活が、赤ちゃんの生涯の健康に深く関係しているとされています。「ママの健康=赤ちゃんの健康」という意識を大切に、健康なからだづくりを心がけましょう。
▽バランスのよい食事とは
(1)「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
(2)不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと
(3)「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に
(4)乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に
■子どもの食事
子どもは、背が伸びたり、体重が増えたりとからだが大きく成長する時期です。からだがもつ本来のチカラをぐんぐん発揮させるためには、毎日の食事が大切です。
(1)朝ごはんは毎日食べていますか
朝食は1日のはじまりの大事なエネルギー源です。夜ふかしによる朝寝坊などはしていませんか?朝食をおいしく食べられるよう、まずは生活リズムを見直しましょう。
(2)おやつの食べすぎに注意しましょう
おやつ=お菓子ではありません。栄養分を補うものとして、果物や乳製品などを中心にあげましょう。おやつのとりすぎにより、食事のリズムやバランスを崩さないよう気を付けましょう。
上天草市には地域における食育推進の担い手として“食生活改善推進員協議会(ヘルスメイト)”が活動しています。食に興味がある人は、地域のヘルスメイトから食育の話を聞いてみませんか。
問い合わせ先:
健康づくり推進課母子保健係【電話】0969-28-3376
健康増進係【電話】0969-28-3356
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