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お人よしー人吉で輝いてる人ー

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熊本県人吉市

■古文書の面白さを現代に伝える_人吉史談会
・ひとよししだんかい
令和3年4月発足。月に2回の例会、年に4回のフィールドワークを通して人吉・球磨の歴史を研究。市の学校支援ボランティア登録団体。会員は30代から70代の老若男女15人で、世話人(代表)は大平哲也さん。

コロナ禍だからこそ、地域や人とのつながりを再確認できる場所が欲しい――。郷土の歴史文化研究に携わっている大平哲也さん(鬼木町)が、歴史好きな人に声を掛けたり、新聞で会員を募集したりして、令和3年4月に発足。現在会員は15人で、歴史に精通した人から初心者までさまざまだ。
月に2回開催する例会では、市図書館で閲覧できる江戸時代の日記(古文書)の解読を楽しむ。日記の内容は「侍が歩いていたら五日町で犬にかみつかれた」など、日常で起きた身近な話題。「人吉市史に載るような歴史的な出来事が書かれている訳ではなく、どうでもいいようなことでもあるが、一つ一つ話題を集めていけば歴史を身近に感じることができて面白い」。その魅力を多くの人に知ってもらおうと、古文書を読めない人でも楽しめるように漢文に振り仮名を振ったり、現代語の語順に直したりしたものを作成していて、市図書館に提供したいと考えている。この活動が後世に役立てばうれしいと大平さん。
同会発足のもう一つの目的は、地域の歴史と誇りを後世に伝えること。市の学校支援ボランティアに登録し、子どもたちの地域学習の補助や学校の郷土資料の研究に取り組んでいる。「ふるさとの歴史や文化に触れ、郷土愛を育んで欲しい」。今後は市内だけでなく球磨郡にも活動の場を広げたいと意気込む。

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