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自治体の皆さまへ

いつまでもみんながいきいきと暮らせるまちであるために(2)

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熊本県人吉市

◆課題を解決するために
前ページで紹介した本市の課題が深刻化すると「負のスパイラル」の状態、つまり悪循環に陥ります。

そうならないための方策として立地適正化計画の制度を活用。人口減少を原因とする急激な社会環境の悪化、市民サービスの質の低下を防ぎます。
具体的には、住宅や店舗、医療・福祉施設などの生活サービス施設がまとまって立地し、住民がその施設に簡単にアクセスできるまちづくりの考え方「コンパクトシティ+(プラス)ネットワーク」を取り入れながら、対策を図ります。

○コンパクトシティ+ネットワークの考え方
・拠点エリアへの医療、福祉などの都市機能の誘導
・公共交通沿線への住居の誘導
・歩行空間や自転車利用環境の整備
・拠点エリアへの医療、福祉などの都市機能の誘導
・拠点間を結ぶ交通サービスの充実
・拠点エリアの循環型の公共交通ネットワークの形成
・コミュニティバスなどによる輸送
・乗換拠点の整備
・予約があったときだけ運行するデマンド型乗合タクシーなどの導入
※詳しくは本紙をご確認ください。

◆2つの区域を設定しコンパクトな市街地に
立地適正化計画の策定に向けて、約20年後の都市の姿を展望し、持続可能な都市経営を実現するために課題整理を行っています。同計画では、計画区域内で次の2つの区域を定めて施設の集積や居住を誘導することで、コンパクトな市街地を目指します。
・ゆるやかに居住を誘導する「居住誘導区域」
・都市機能を集積させる「都市機能誘導区域」
これは、市内の人口を一つの区域に集約したり、新たな規制や制限を設けたりして強制的に集約するものではなく、指定区域の中で既存規制を緩和するなどして緩やかに誘導を図っていくものです。

◆コンパクトな市街地と公共交通を結び快適に
コンパクトな市街地に、公共交通のネットワークを結ぶことで市街地の利便性を高め、市街地と各地を結んで市全体の暮らしやすさを向上させることを目標としています。

○立地適正化計画の概要図
コンパクトな市街地=中心に向かってぎゅっと引き締まったイメージ
・居住誘導区域…人口減少の中でも一定のエリアで人口密度を維持することで、生活サービスやコミュニティが持続的に確保されるよう、居住を誘導する区域。
・都市機能誘導区域…医療・福祉・子育て支援・商業などの民間の生活サービス施設を誘導する区域。
・防災指針…居住や都市機能を誘導するために必要となる都市の防災機能を確保するための指針。災害リスクを踏まえた課題を抽出し、都市の防災についての機能の確保を目的として、具体的な取り組みなども位置付けます。
※詳しくは本紙をご確認ください。

◆計画の策定に伴う説明会を開催します
内容:居住誘導区域・都市機能誘導区域など、立地適正化計画で持続可能なまちづくりを目指すための施策について


※どちらも内容は同じです

◆市内の中学生がまちづくりを考えました!
計画策定に向けて、将来を担う世代となる中学生を対象に、まちづくり会議を開催。会議では、本市の課題やいいところ、よくするためのアイデアなどを中学生ならではの視点と発想で意見が出されました。

問合せ:市都市計画課計画公園係
【電話】22-2111(内線2214)

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