素敵な人生・素敵なパートナー

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男女共同参画推進懇話会
委員　中島　瑞枝(なかしま　みずえ)さん

1月に開催された『気づきうなずきフェスティバル』の講演会で、講師の三浦さんが語った内容に衝撃を受けました。30歳で自らが性的マイノリティであることをカミングアウトするまで、常に自分を偽っている感覚に苦しみ、誰にも言えず歩んできたということでした。
「人はなぜ自分と違う感覚の人を差別し、理解しようとしないのか」というお話を聞く中で、自分も気づかぬうちに…と身につまされる思いでした。
男女共同参画推進懇話会の委員として活動していくうちに、社会全体として一定数のLGBTQの人がいるということを知り、いつまでも「考えが及ばなかった、自分には関係ない」では済まされない時にきていると感じています。
また、懇話会の研修で、人の価値観や考え方は、長年の刷り込みの積み重ねで形成されていること、変化し続ける社会に対応していくためには、無意識の偏見を持たないように心がけること、違いを積極的に生かすことにより、多様性が徐々に社会を豊かにしていくことを学びました。
子どもたちは、早くから学校で多様性などについての教育を受けているため、柔軟な感覚を持ち合わせているように感じます。私たち大人もいつも心を柔らかくしておき、異なる考えや価値観に寛容であるよう努めたいです。
本市では4月1日から『パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度』を導入しています。法的には認められていない同性同士などの婚姻について、自治体独自で『結婚に相当する関係』とする証明書を発行することにより、公的サービスなど社会的配慮を受けやすくする制度です。この制度導入が、より多くの人が多様性について関心を持つきっかけになってほしいと思います。