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くらしと人権 Vol.54 LGBTQを考える

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熊本県和水町

1 LGBTQって何のこと?
皆さんはご存じですか、LGBTQ。ここ数年、よく目にするようになりました。でも、それぞれ何の頭文字か、正確に分かりますか。
近年、性のあり方は一般的に言われる「男性」と「女性」という二通り以上にもっと多様であるという考え方が広がってきています。身体の性別、自認する性別、好きになる性別、表現する性別等の組み合わせによって、一人ひとりの性のあり方は異なるのです。
その象徴がLGBTQという言葉です。性的少数者の総称として用いられています。Lは「レズビアン」女性同性愛者、Gは「ゲイ」男性同性愛者、Bは「バイセクシュアル」両性愛者、Tは「トランスジェンダー」性自認が異なる人、そしてQは「クエスチョニング」性的指向や性自認がはっきりしていない、どちらかに決めたくない人を指します。社会の中には男性と女性しかいない、異性愛者しかいないという思い込みや決めつけは偏見にすぎません。

2 キーワードは「多様性」
難しく考えず、社会の多様性を身近な視点で考えてみませんか。例えば、中学校や高校では、男子はズボン、女子はスカートという画一的な制服から女子でもズボンを選択できる学校が増えていて、ジェンダーレス(性別による区別の解消)化が進んでいます。
私たちは、「男性」「女性」で単純に分けようとしたり、その人の服装やしぐさ、言葉遣い等で性別を判断したり、固定観念で決めつけたりしてしまうことで、知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまっているかもしれない、という意識を持つことが大切だと思います。「多様性」を認め合うために、まず知ること、理解することから始めましょう。

問合せ:社会教育課 地域人権教育指導員
【電話】0968-86-2022

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