文字サイズ
自治体の皆さまへ

なごみ日和 vol.46

33/34

熊本県和水町

今月号の記事を書きました
地域おこし協力隊 案納菜津美

■喫茶のようなカレー店「大塚カレーと珈琲ユキコ」
板楠にある旧緑小学校。正門入ってすぐ左の元宿直室でカレー屋「大塚カレーと珈琲ユキコ」を営んでいる、大塚由紀子さん。黒板などはそのままにリノベーションされ、学校の椅子も活用した、素朴で温かみのある、由紀子さんらしさが満載の店内は、ついつい長居をしてしまいます。
由紀子さんのカレーの特徴は、辛いのが苦手な人でも食べられるカレー。玉ねぎがふんだんに使われているため甘味とコク、程よいとろみがあるので、スパイスカレーに馴染みのない子供や年配者にも食べやすいです。
和水町でお店を始めて11年目。出身は長崎の壱岐。実家は製菓堂だということもあり、ずっと飲食業に携わり、かつては福岡市内で働いていました。しかし、やはり田舎暮らしをしたいという思いを実現させるため、独立するための仕事を模索していた時に出会ったのが、“スパイスロード”という福岡市内にあったカレー屋でした。その味に感動し、スパイスのアレンジの奥深さにも惹かれ、カレー屋になることを決心。
出店を現実的に考え始めた頃、師匠からの勧めで、オーストラリアのパースにあるインド料理レストランへ1カ月の修行の旅に。帰国後、再びスパイスロードで修行し、知り合いのいる和水町で開業し現在に至ります。
メニューはチキンカレーとキーマカレーの二種類。あいがけもできます。チキンはホロホロで柔らかく、キーマはお肉が粗挽きで旨味がしっかりと感じられます。カレーには旬の野菜や果物を使った付け合わせがついていて、箸休めにちょうどいいです。
喫茶店のようなお店にしたいということで、珈琲も出しており、珈琲もスパイスロードの師匠に教わったそう。また、チャイとラッシーも手作りで、どちらも優しい甘さで飲みやすく、食後にオススメです。唯一のアルコール類として、出身地の麦焼酎「壱岐ゴールド」を置いているところもユーモラス。お店の奥にはオカメインコのりっちゃんもいます。
カレーは持ち帰りもできるので、お店やお家で由紀子さんの優しいスパイスカレーを是非味わってみてください。

▽「大塚カレーと珈琲ユキコ」
営業時間:
午前11時~午後3時(冬季)
午前10時~午後3時(春以降)
定休日:不定休(Instagramで確認できます。)
【電話】080・5244・5302

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU