宇土市長 元松(もとまつ茂樹(しげき)
あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、お気持ちも新たに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私自身、市政の舵取り役として今年は4期目の折り返しとなります。初心に立ち返り、果たすべき使命とその責任を再認識し、決意を新たに新年を迎えております。
昨年は、待望の新庁舎が完成し、熊本地震からの復興事業に節目を迎えました。これまでの復旧・復興を中心とした守りの行政から未来を見据えた「攻めの行政」へと大きく舵を切り、「宇土市をより良い形で未来へ、そして次世代へとつなぐまちづくり」への転換を図ってまいりました。見据える未来は、宇土市が住む・集う(働く、遊ぶ)ところとして「選ばれ続けるまち」へと進化を遂げることです。
そこで、未来への投資として重要事業と位置付ける行政主導による土地開発では、移住先や企業などから進出候補地として選ばれるまちを目指し、工業、商業、住宅用地の立地調査やその選定作業に取り組んでまいりました。さらに、人口減少に歯止めをかけるための定住・移住支援事業では、特に網田や網津地区を中心とした西部地域への移住を後押しするため、特色ある支援策の構築に取り組んでまいりました。具体的な内容については、間もなくお知らせできる見込みです。
また、競争力を見据えた国際交流事業にも着手してまいりました。県内ではTSMCの進出により、台湾との経済や観光分野での交流が加速しています。そこで、本市にルーツを持つ湯徳章(とうとくしょう)(※)氏が生まれ育ち、偉大な功績を残した台南市との友好関係の構築に取組み、将来的な友好都市の締結を目指してまいります。
さて、今年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」で、これまでの準備が形になる縁起のよい年といわれています。本市にとりましても、準備を進めてまいりました「未来へつなぐまちづくり」が大きく「躍動」する年となるよう、事業の加速化を推進してまいります。市民の皆様にはより一層のご協力をお願い申し上げますとともに、令和6年が皆様にとって笑顔あふれる年となりますことを心から祈念し、年頭の挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
※日本名は坂井徳章(さかいとくしょう)。台湾で弁護士として活躍した人物
宇土市議会議長 藤井(ふじい)慶峰(けいほう)
あけましておめでとうございます。
令和6年の年頭にあたり、宇土市議会を代表しまして謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
市民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、平素より、市議会に対し、多くのご支援とご協力をいただき、深く感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、大きな出来事として、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行しました。これまでのイベント中止や外出自粛ムードから一転、徐々に以前の日常が戻ってきたことに大変嬉しく思っております。昨年8月、4年ぶりに制限なしで開催された「うと地蔵まつり」では非常に多くの方に来場いただきました。この他、大太鼓フェスティバルや産業祭、各文化・スポーツ大会等、多くのイベントがコロナ禍前のように開催されております。イベントに携わる関係者の皆さまにはご苦労もあるかと思いますが、市議会としましてもできる限りの後押しをしてまいる所存でございますので、今後とも本市の活性化のためにご協力をお願い申し上げます。
さて、昨年5月には市役所新庁舎・新議場の供用が始まっております。新議場におきましては、車いす専用傍聴スペースの設置や議員と同じ目線で傍聴ができるほか、4階議会フロアには多目的トイレ、授乳・搾乳室や傍聴ロビーで議会中継が視聴できるなど、お子さま連れ、高齢者、障がい者に配慮した造りとなっております。これを機に多くの皆さまに傍聴に来ていただき、議会の様子を肌で感じていただければ幸いでございます。
また、議会におきましては、議会機能のより一層の充実強化を図るため、昨年7月に議会改革検討会を発足し協議を進めております。この検討会を通じて議会機能を強化し、宇土市の発展と住民福祉の向上の為全力を尽くして参る所存でございます。
結びに、世界各地で起きている戦争が一日も早く収束し、世界の平和の訪れと新年が市民の皆さまにとりまして、幸多き一年となりますことを心から祈念致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>