郷の記憶をたどる

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私たちが暮らす宇城市の郷土にまつわるさまざまな文化の魅力を発信します

■「燎火(かがりび)」第30号が刊行　―地域が分かる郷土誌―
「燎火」は、市内各地の地域に密着したさまざまな文化財や歴史をテーマに、毎年市教育委員会が刊行している郷土誌。平成3年に旧不知火町教育委員会が創刊し、今号で30号を迎えました。
3月に刊行した記念すべき30号には、これまで「燎火」に寄せられた寄稿の一覧を掲載し、その歩みを振り返っています。
今回寄稿された磯田節子(せつこ)さんの「被災した歴史的建築の修復に関わる」では、小川商店街に所在し、平成28年熊本地震で被災した複数の歴史的建築物の被災状況や、復旧経過と課題を紹介しています。
また、井上智重(ともしげ)さんの「カリガリの止まり木の向うに不知火海があった」では、文学者が通う熊本市内の飲食店カリガリを通じた人々との交流を紹介。創刊者の嶋谷力夫(りきお)さんとの出会いや、宇城市を中心とした不知火海沿岸地域に縁がある文学者たちとのエピソードも、臨場感豊かに記されています。
その他に、堤将太(しょうた)さんの「下益城郡における孝子表彰」、内山幹生(みきお)さんの「小川新川「船入江」の構造と機能」を掲載。表紙は、不知火美術館に寄贈された塔本シスコさんの絵画「フレ川綱引き」です。

◇閲覧・購入できます
閲覧場所：郷土資料館(豊野・松合)、市立図書館・分館
販売場所：文化スポーツ課
販売価格：500円

●郷土資料館
開館時間：10時～17時
休館日：月・木曜(祝日の場合はその翌日)
住所：豊野町糸石3818
【電話】45-2102

問合せ：文化スポーツ課
【電話】32-1954