文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集]可能性は∞ うきのばで楽しまなければ(1)

4/38

熊本県宇城市

■楽しい〝拠(よ)り所(どころ)〞うきのば
eスポーツは、コンピューターゲームなどを対戦競技と捉えた、デジタル時代の新たなスポーツ。競技性の高さや戦略性はもちろん、参加者同士のチームプレイやコミュニケーションの楽しさも味わえます。スキル向上を追求することで、自己成長を感じることも。
誰もが参加できるオンラインのコミュニティーで世界中の人たちと交流し楽しさを共有することで、新たなつながりを築けるのも魅力の一つです。
「うきのば」は、そんなeスポーツの多様性を生かしたデジタル拠点をつくろうと、市小川支所内に1月にオープンした施設。健康や福祉、地域活性、教育など、幅広い分野で活用することで、全世代が利用できる新しい地域の〝拠り所〞となることを目指しています。「宇城のみんなが行きたくなる場所に」との意味を込めて名付けました。技術とエンターテインメントが融合した未来のスポーツを、皆さんも体験してみませんか。

■うきのばe-sportsでデジタル体験
運営する地域おこし協力隊の2人に、うきのばの魅力を聞きました。

◇気軽に楽しめる施設
(紀伊)
うきのばは高性能のパソコンでeスポーツができるのはもちろん、気軽に調べ物や仕事の資料を作成したりと、さまざまな用途で自由に使えます。
スタッフが常駐しているので、一般の販売店では相談できないスマートフォン(スマホ)やパソコンのことを何でもお答えしますし、義務教育になったプログラミングも定期的にスクールを開いて学びの機会を設けています。運動不足の人はバーチャルサイクリングでちょっとしたジムとしても。
何でもある施設ですが、全ての利用に一切お金がかからないので、誰でも気軽にご来場いただけるのが一番の魅力です。全国どこを探しても、完全無料でここまで充実した施設は宇城市のうきのばしかありません。

◇可能性は∞
(紀伊)
eスポーツ施設って年齢層が高いイメージだったんですが、うきのばは地域性に特化しているためか小学生が多く通っています。お金がかからないから遊び場としても来やすいんだと思います。以前、うきのばで初めてパソコンゲームに触れたという子が、ゲームの中で1位を取ったときにうれしそうで。ガッツポーズしていた姿が忘れられませんね。
(万田)
私は、うきのばが交流の起点となり、スマホ講座の受講者同士が顔見知りになって教え合っている姿や、同じゲームをやる仲間に出会ってまた遊ぼうねと約束して帰っていく姿を見ると、やっていて良かったと心から思いますね。

◇今後の展望は
(紀伊)
宇城市の中で、主婦層のカフェ、高齢者の集いの場、フリーランスやビジネスマンの活用の場であり、子どもたちの未来を育む場にもしていきたいです。
(万田)
うきのばに来る子どもたちの将来の選択肢を少しでも広げる場に。
同じようにゲームで遊んでいても、一人一人の個性が出て、それぞれがすてきなんです。長所や秘めた可能性に気付き、伸ばすきっかけを作る。例えば、協力してプレイする子どもを見た保護者が「ウチの子はリーダーシップがあって皆をまとめるのが得意なんだ」と気付いたり、ゲームのために来始めた子が、プログラミングやパソコンに興味を持ったり。ささいなことかもしれませんが、少しでも将来の夢や具体的な進路選択にいい影響を与えられたらと思っています。
今来てくれている子どもたちの5年後、10年後が楽しみです。

■うきのばってこんなところ
施設にはゲーミングPC10台、ドローン3台、バーチャルサイクリング3台などを設置。年齢や障がいの有無に関係なく遊べるUDe(ユーディー)スポーツも体験できます。
eスポーツプロチームSS(エスエス)熊本が県内で行う唯一の選手交流会には、全国から約70人のファンが集結。お金の大事さを学ぶキッズマネースクールやeスポーツぷよぷよの大会、各講座も開催しています。
親子をはじめ全世代の憩いの場に。フリースペースでは、パソコンやタブレットを持ち込んで仕事や勉強が可能です。フリーWiFiがあるので、タブレットで宿題をする子どももいます。飲食もでき、雑談をしたり集合場所としても使えますよ。
※詳細は本紙およびPDF版参照
※まずはLINEで利用者登録(本紙およびPDF版二次元コード参照)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU