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自治体の皆さまへ

人輝く 人権尊重の都市(まち) やまが「人権啓発便り」第36号

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熊本県山鹿市

■令和5年度山鹿市男女共同参画講座などの報告
~山鹿市はあなたらしさを応援します!~
本市では「誰もが個性と能力を発揮しともに輝く」を基本目標に男女共同参画を進めています。家庭・地域・職場・学校など、あらゆる場面において互いの多様性を尊重し、誰もが性別に関わりなく自分らしく活躍する社会を実現するため、男女共同参画に関するさまざまな講座を開催しました。

◆ビジネスマナー講座
新入社員向けにビジネスマナーや基礎的な接遇スキルの習得を目的とした講座。

◆ビジネスキャリアアップ講座(全5回)
コミュニケーション能力や課題発見能力、事業企画力向上を目的とした講座。

○受講者の感想
・初対面の人と話すのが苦手だが、相手が話しやすいように聞き方をもっと上手になろうと思った

講師:ファイアースポット 桑原たか子代表

◆わたしさがし講座(全2回)
子育て中のお母さんを対象に能力育成支援と就労への不安解消を目的とした講座。「自己分析・働き方の選択・起業」などについて考え、自分自身のライフプランを見直すきっかけづくりにつながる講座。

○受講者の感想
・自分のことをゆっくり考えることができた
・外に意識を向けるのではなく、私自身の考えを持つことが大切だと感じた

講師:
ファイアースポット 桑原たか子代表
穏Caféあたたかい木 宮崎睦美(むつみ)オーナー

◆審議会における女性登用率向上のための講座
〜「男女共同参画推進」の本質〜
あらゆる分野で男女が対等に参画し、意見や考え方を反映し、女性の登用率が増えることで市政に女性の意見が通りやすくなり、より女性の住みやすい山鹿市の実現につなげることを目的とした講座。

○受講者の感想
・地方創生の鍵が「女性」であるという考え方がなかったのでとても役立つ講座だった
・新たな視点を持って業務などに取り組みたいと感じた

講師:熊本県立大学 澤田道夫(みちお)教授

令和5年11月2日に開催された「審議会における女性登用率向上のための講座」について紹介します。
(1)人口流出の現状
若年女性が、進学、就職、結婚などで都市部に流出しています。

(2)「消滅可能性都市」は、女性に着目した指標
2010年から2040年で若年女性の50%が減少すると予想される自治体を「消滅可能性都市」といい、熊本県内でも26の市町村が「消滅可能性都市」になると予測されています。

(3)戻りたいけど戻れない
熊本県出身女性の93%が熊本県に愛着を感じていて、61%が熊本に戻ることに関心があります。しかし、熊本に戻らないかもしれません!なぜでしょうか。
・性別役割分担意識(男は仕事、女は家事)が根強く残っているのが嫌だから
・企業の女性登用がまだまだ進まず、女性の雇用環境が厳しいから

(4)地方創生は女性へのアプローチ
女性が地域に残りたいと思える政策が必要!
地域活性化の延長線上で地方創生を考えて政策立案をしてもダメなのです。
女性の働きやすい職場は男性も働きやすい。女性が住みやすい地域は男性も住みやすいと言われます。

(5)「男女共同参画推進」=「地方創生」
男女共同参画推進とは、女性がかわいそうだから地位を向上させようということではなく、まちづくりや地域創生の観点から、男女共同参画推進を考えることが重要です。政策立案は女性の発想が重要です。だからこそ、審議会などにおける女性登用率向上が大切なのです。

■山鹿市人権教育・啓発事業補助金を活用ください
山鹿市は部落差別をはじめとする、全ての人権問題の解決と人権が尊重される社会の実現に向けて人権教育・啓発のさまざまな取り組みを推進しています。この補助金は、市民の皆さんが人権に関する講演会・研修会または人材育成を行うための催しに参加したり、自ら開催したりする場合に、その経費や事業費の一部を補助するものです。個人はもちろん、グループや会社などで人権に関する講演会・研修会(オンライン開催含む)の参加や自ら開催するような計画・予定のある人はぜひ活用ください。

補助対象事業および経費:

補助金の額:補助対象経費の2分の1(上限額/個人申請…5万円、団体申請…20万円)
補助対象者:次のいずれかに該当する人
(1)市内に住居を有する人
(2)市内に人権教育などに関する活動の拠点を有する団体(構成員が4人以上に限る)
(3)市内に通勤または通学をする人
申請締め切り:事業を実施する30日前までに申請書を提出してください
詳しくは山鹿市ホームページを確認ください

問合せ:人権啓発課
【電話】43-1199

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