令和5年度 第22期事業計画
■経営基本方針
地域資源を生かした施設の効率的な経営を図り、利用者に多様で良好なサービスを提供することにより、産業振興・住民福祉の向上に寄与する。
・効率的な事業展開のための施設運営、人員配置
・商品開発により自社製品を増加させ利益率を上げる
・出荷協議会との連携強化
・新しい日常スタイルに対応した運営の実践
新型コロナウイルス感染症の影響が緩和・終息する中、限りある人員と時間を有効に活用するためにより効果的な事業、事案に資源を投入していくことで事業の効率化と活性化を図っていく。目的を明確化し、短期的視点ばかりでなく中長期的な視点に立ち、目先の利益の確保と商品開発、販路開拓をバランスよく行っていく。
地元の農産品を利用した加工品や土産品の開発に取り組み、出荷協議会との連携を保ちつつ、自社製品の比率を上げることにより、利益率の向上に努める。また、スカイヴィレッジ関連で、クロスカントリー合宿、トレイルラン等のイベントでの食材等の提供や各施設の利用促進を図る。
新しい日常スタイルに対応するため、対人販売を基本におき、インターネットを利用した販売に重点をおいて、人が動くスタイルから物が動くスタイルに取り組んでいく。
前期に引き続き、有名企業とのコラボ商品の開発に取り組み、オリジナル商品のラインナップの充実を図る。
■全体計画
売上:121,430千円、前期実績比:122.6%
損益:3,400千円、前期実績比:139.1%
1.村内の産物を利用した加工品開発(自社製品の充実)
◇ジビエを使った加工品
鹿肉のペットフード、加工品の詰め合わせ
◇物産加工場の活用
野菜、加工品の詰め合わせ販売、レトルト食品、乾燥野菜の商品開発、筍の水煮、乾燥フルーツ、野菜チップス等
◇水上村玄米の販売
900袋を愛知県の加工業者に販売。
2.施設間の連携
各施設の連携、サービスを強化し、来場客の周回性を高める。
・各施設共通のスタンプカード
・来場客との会話を楽しみ、村の観光案内と共に施設を紹介する
・施設間の共同企画、継続的なイベントの実施
3.クロスカントリー合宿関連営業
・野菜の集荷販売による地元農産物の販売強化
・食事提供
・鹿肉、加工品の食材提供、物産館での食材提供
・合宿チームへのサービス、特典(物産館買物割引等)
■施設別計画
1.物産館
売上:70,500千円、前期実績比:109.8%
損益:4,400千円、前期実績比:143.8%
・施設販売は、出荷協議会を中心に品揃えの充実によるお客さんの満足度を上昇させ、各シーズン期(紅葉、桜商戦、ゴールデンウィーク等)の売上の確保、ふるさと納税・独自のネット販売等インターネット通販の強化による売上増を図る。
・レストラン仕出し弁当は、日々の弁当販売及び各種イベント(団体・個人)の注文への対応を強化。
・軽食コーナーでのメニュー開発を行い、施設販売の一つの柱となるよう位置づけをし、年間売上4,130千円(前期3,241千円)を目指す。
・びぷれす広場での販売会は36回を予定し、売上は35,000千円を見込む。
・出荷協議会と連携し、下記を中心に部会の活動を強化する
(1)農産物集荷販売の連携、地方発送に対応できる野菜・加工品のセット販売
(2)物産館加工場を活用した加工品の製品化
(3)オリジナルの箱物、袋物の土産品の開発
2.山の幸舘
売上:16,000千円、前期実績比:107.6%
損益:1,400千円、前期実績比:112.2%
・食事部門・加工部門の2本柱で運営。
・食事部門では人気メニュー(定番商品)の変わらない味を継続するとともに、顧客の嗜好に沿った新しいメニューの提案やこれに伴う一部メニューの入れ替えで新たな顧客開拓を目指す。また、創業祭や新そば祭り等での集客力は高く、季節ごとのイベントによる集客増、リピーターの拡大に努める。
・加工部門では、ジビエ肉を使った新しい加工製品の開発に取り組む。
・そば関連(そば粉、乾そば)、特に乾そばについては、自社の店頭販売に加え、えびす物産館・熊本県物産振興協会に卸販売しているが、そば粉含有割合50%の利点を活かし各県内外の販売所へ営業も行う。ギフトとしても販売を計画。
・そば打ち、食品加工要員の育成に取り組む。
3.ジビエ加工場
売上:4,500千円、前期実績比:194.2%
損益:1,100千円、前期実績比:129.9%
・今期は増収で計画。年間受け入れ頭数100頭を目標に事業展開し、従来のジビエ餃子・ハンバーグ・ソーセージ・薫製等の加工品の販売も同時進行で行う。
・ふるさと納税者の返礼品・ギフト用に加工品の詰め合わせを提供することにより、内容の充実・ネット販売での有利性が期待できる。
ジビエ担当を専任し部門の充実を図る。
・新規加工品の開発
・ネット通販を利用しての販売
・営業活動による販路開拓、地元への営業販売
・クロスカントリー合宿での各旅館への食材提供販売(ジビエ餃子・ハンバーグ等)
・イベントでの販売活動
・国産ジビエ認証への取り組み
4.地方創生推進部
売上:23,930千円、前期実績比:176.9%
損益:500千円、前期実績比:26.8%
◇水上村の観光・情報発信を担い、各施設との連携を図る。
◇各施設との連携強化
販売促進等の企画立案、各施設の応援・補充を行い、スムーズな事業の運営を図る。
◇体験型観光イベント
水上村の豊かな自然を活かした体験型観光の核となる「水の上の学校」の自立を促し、側面からサポートしつつ、販売戦略として、稼ぐ力を高めるよう仕組み作りを構築する。
◇情報発信
ホームページの拡充。各種SNSを駆使した情報受発信を行うとともに、観光入り込み客の増大を図る。
◇旅館、民宿との連携
スカイヴィレッジ利用者をはじめとする宿泊客に関する水上村独自の割引制度(お得~ポン)の事務処理。
■第22期施設別収支計画
(単位:千円)
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問合せ先:(株)みずかみ
【電話】49-6011
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