文字サイズ
自治体の皆さまへ

けんこうだより

16/29

熊本県氷川町

空腹時の血糖値だけじゃ分からない!「血糖値スパイク」を知っていますか?

■血糖値スパイクとは?
血糖値スパイクとは、食事をした後に血糖値が急上昇し、その後急降下する「血糖値の乱高下」のことです。このグラフのように血糖値が尖った「トゲ」のように見えるため「血糖値スパイク」と言われています。血糖値スパイクが起きている人は、空腹時の血糖値だけで見ると正常のように見えます。そのためかくれ高血糖とも言われます。

■食後数時間後にこんな症状はありませんか?
(1)眠気
(2)頭痛
(3)冷や汗
(4)集中力の低下
(5)疲れ
このような症状がある人は、血糖値スパイクを起こしているかもしれません。

■血糖値スパイクがあると何が起きるの?
空腹時の血糖値が正常でも、食後に血糖値スパイクが起きている人は、血糖値を下げるのに体が無理をしている状態にあります。この状態は2型糖尿病の前触れのような症状です。また、血糖値の乱高下は血管を痛めて動脈硬化が進んでいきます。知らない間に糖尿病、動脈硬化に…ということもあり得るのです。

■どうしたら血糖値スパイクが分かるの?
血糖値スパイクの発見には、HbA1c(ヘモグロビンA1c)の値がヒントになります。HbA1cは過去1~2カ月の血糖値の平均値で、血液検査で知ることができます。右の検査結果のように、空腹時の血糖値が正常であるにも関わらず、HbA1cが5.6%以上だった場合、血糖値スパイクが原因で平均値を押し上げている可能性があります。糖尿病や動脈硬化の予防のためにも年1回の健診をおすすめしています。ぜひこの値にも注目してみてください。

検査結果の例

■HbA1cは町の特定健診、若者健診、後期高齢者健診でも検査を実施しています!

問合せ:町民課 保健予防係
【電話】0965-52-7154

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU