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自治体の皆さまへ

#デジ活(カツ)ーデジタル田園都市国家構想ー

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熊本県氷川町

暮らしに身近なものになってきたICT・デジタル技術について、さまざまな情報を発信する連載企画「#デジ活」。今回のテーマは、国の戦略が掲げる「デジタル田園都市国家構想」です。併せて、今年度に氷川町が取り組む「スマート行政サービス推進事業」の概要についてもお知らせします。

■新たな変化をもたらす「デジ田」の動き
デジタル田園都市国家構想(デジ田)とは、「デジタル実装を通じて地方が抱える課題を解決し、誰一人取り残されず全ての人がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしを実現する」という、国が目指す持続可能な経済社会への基本方針のことです。地方が人口減少や少子高齢化、感染症拡大などさまざまな社会課題に直面する中、デジタル活用による地域の社会課題解決、魅力向上を実現し、地方活性化を加速することを目的としています。
本構想は「新しい資本主義」として掲げられている成長戦略の重要な柱の1つであり、地方からデジタルの実装を進めることで新たな変革の波を起こし、地方と都市の差を縮めていくことを目指しています。全国の自治体でも、この構想に基づき地域の活性化に向けた動きが活発になっています。

■全国で進むデジタル実装
こうした中、国ではこの構想に基づく「デジタル田園都市国家構想交付金」を設置しました。2024年度末までに1,000団体がデジタルによる地域の課題解決に取り組むことを目指しています。
この交付金は大きく2つに分類され、自治体ごとの計画に沿った取り組みや、施設整備などを支援する「地方創生拠点整備タイプ」、デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上の実現に向けた取り組みを行う「デジタル実装タイプ」があります。特にデジタル実装タイプを活用した事業は全国的に事例が多く、地方への新たな人の流れを創出するためのサテライトオフィスの整備や、ほかの地域ですでに確立されている優良なモデル・サービスを活用した地域への迅速なデジタル実装など、幅広い活用が進んでいます。

■氷川町が進める「スマート行政サービス」
本町でも、令和4年度補正予算デジタル田園都市国家構想交付金・デジタル実装タイプの交付金対象事業として申請した「スマート行政サービス推進事業」が採択されました。将来的な「書かない・行かない・待たせない」行政サービスの推進に向け、支払いのキャッシュレス化や行政手続きオンライン化などを実装していきます。

■デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプTYPE1)採択
「スマート行政サービス推進事業」
・行政手続オンライン化
マイナポータル(ぴったりサービス)やデジタル化総合プラットフォーム「LoGoフォーム」を活用し、オンライン申請可能な手続きの拡充を目指します。

・コンビニ交付サービス
最寄りのコンビニでいつでも証明書を発行できる環境を整備し、住民の皆さんの行政サービス利用に係る負担軽減を図ります。

・キャッシュレス推進
キャッシュレス対応機器を導入し、クレジットカード・交通系IC・電子マネーなどの多様な決済手段への対応を推進します。

・公共施設予約サービス
公共施設利用時の手続きについて、スマートフォンなどで空き状況の確認や予約が行える環境を整備します。

事業を構成するそれぞれの取り組みについては、本年度内のサービス提供に向け準備を進めています。
その他の各施策の検討も含め、引き続き、デジタル技術の積極的活用によるサービスの充実、地域経済の活性化に取り組んでいきます。

■用語解説
「デジタル田園都市国家構想」
2021年に岸田内閣の下で発表された構想。
「デジタル実装を通じて地方が抱える課題を解決し、誰一人取り残されずすべての人がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしを実現する」を目指す。

■皆さんの「困りごと」教えてください
「デジタルが苦手」「これってデジタルで解決できないの?」「日常でこんな悩みがある」など、皆さんの暮らしの中で感じている困りごとをお聞かせください。

・ご意見はこちらから
本紙を参照ください

問合せ:総務課 行政係
【電話】0965-52-7111

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