謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
市民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、長引くコロナ禍から市民生活も徐々に日常を取り戻し、本市では、2年連続で中止しておりました「熊本城マラソン」に加えまして、4年ぶりに「火の国まつり」や「江津湖花火大会」を開催するなど、コロナ禍からの脱却に向けてさまざまな事業が動き始めた1年となりました。また、「こども局」を創設し、こどもを核としたまちづくりを進めるとともに、懸案の交通渋滞対策や地域経済の回復等に全庁をあげて取り組んでまいりました。
新しく迎える本年も、新たに策定する「熊本市第8次総合計画」に基づくまちづくりがスタートする大変重要な年となります。TSMCの熊本進出を契機とした官民連携による産業用地の整備のほか、今後の活発な経済活動を支える「10分・20分構想」をはじめとする広域交通ネットワークの早期実現、さらには、こども局を中心に、結婚、妊娠、出産等の希望をかなえ、こどもの命と権利を守り、健やかな成長と安心して産み育てることができる環境を整備するなど、本市の目指すまちの姿「誰もが憧れる上質な生活都市くまもと」の実現に向け、全力で邁進してまいります。
とりわけ、TSMCの熊本進出は、熊本のみならず、九州全体の経済発展に向けた千載一遇のチャンスであり、その効果を最大化し、九州全体の発展につなげてまいります。
市民の皆様方におかれましては、なお一層のご支援とご協力を賜りますとともに、本年が皆様にとりまして希望に満ちた輝かしい1年となりますことを心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
熊本市長 大西一史
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