◆~台湾の選挙について~
台湾では、2024年1月13日に総統選挙が開かれました。お祭りのような盛り上がりを見せた総統選挙の投票率はなんと71.86%!
日本でも、ニュースなどでその様子が取り上げられました。そこで、台湾コラム最終回は、熊本・高雄交流促進アドバイザーである朱俊彦さんに台湾の選挙についてお話を伺った内容を、一部ご紹介します。
◇台湾と日本での選挙の違い
台湾の選挙は、選挙制度の違いなどから日本の雰囲気と大きく異なる点があります。選挙の盛り上がり具合も含め、いくつかお伝えします。
(1)看板やポスターはほとんど無制限!
選挙運動の際の広告として使われる候補者の看板やポスターですが、サイズや掲示場所などに厳格なルールがないため、大々的な広報活動が行われます。選挙期間中はいたるところに大きく候補者の看板などが掲載され、ラッピングされたバスなども運行しています。
(2)お祭りのような大規模集会
投票日直前には大規模な集会が開かれ、多数の有権者が会場に集まります。付近には屋台が出店し、候補者のグッズ販売などが行われ、まるでお祭りのようなにぎわいを見せます。
(3)投票日直前には「投票帰省ラッシュ」が!
台湾の選挙は期日前投票・インターネット投票の制度がないため、有権者の投票は投票日1日に集中します。さらに、本籍地に戻って投票する必要があるため、投票日の前後には海外からの帰省も含め、「投票帰省ラッシュ」の現象が起きるそうです。
問い合わせ:国際課
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