■木葉を治めた小森田氏
小森田氏は菊池氏の家臣で、本拠地などは不明ですが、戦国時代あたりから木葉城(現在の丸田公園)を持ち城としていました。小森田氏の動向については史料が断片的で不明な点が多いのですが、天正17(1587)年、肥後国衆一揆が起こった際、小森田将監は一揆側として加藤清正の軍勢と交戦し、一族郎党150余人で木葉城に立てこもったという記録があります。一揆の末、小森田将監は加藤側の武将加藤清兵衛に討ち取られましたが、このように小森田氏と木葉地域はつながりが深いものであったことがわかります。
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