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防災管理官コラム

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熊本県球磨村

■地震について考える
能登半島地震で犠牲になられた方々に対して、心から哀悼の意を表します。地震による被害は甚大であり、住民の皆さんが日常を取り戻すには、途方もなく長い道のりになるものと推察いたします。被災されたすべての方々に対して、心からお見舞いを申し上げます。
今月は、球磨村に影響を及ぼす地震断層について調べてみました。まず、布田川・日奈久断層です。この断層を震源とした地震が発生した場合、村のほぼ全域で「震度5強」の揺れが予測されます。多くの人が行動に支障を感じ、棚の上の物が落ち、タンスなど重い家具が倒れ、補強されていないブロック塀が崩れるとともに、一部の建物では壁のタイルや窓ガラスが破損・落下するなどの被害が予想されます。
次に、出水断層です。この断層を震源とした地震が発生した場合、村のほぼ全域で「震度5弱」の揺れが予測されます。リビングの蛍光灯が激しく揺れ、座りの悪い置物の多くが倒れるとともに、窓ガラスが割れて落ちるなどの被害が予想されます。
最後に、人吉南縁断層です。この断層を震源とした地震が発生した場合、村では「震度4~6弱」の揺れが予測されます。立っていることが困難になり、固定していない重い家具の多くが移動・転倒するとともに、かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損・落下するなどの被害が予想されます。
その他、近年は断層が確認されていない場所でも地震が発生しており、球磨川沿いの一部の地域では「震度7」の揺れになるという予測もあります。震度7は能登半島地震および熊本地震に匹敵する強さです。球磨村がこのクラスの地震に襲われたならば、村全域で壊滅的な被害に見舞われることが容易に想像できます。
いざという時、あわてることなく冷静に行動できるよう、日頃から不測の事態に対する備えに努めましょう。

問い合わせ:総務課 防災係
【電話】32-1138

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