■11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
デートDVとは、交際相手から行われる暴力行為のことをいいます。暴力にはいろいろな形があり、単純に殴ったり蹴ったりすることだけではありません。身体的な暴力のほか、大声でどなる、ほかの人とのメールをチェックすることも精神的な暴力に含まれます。暴力で相手を支配することをDV(ドメスティック・バイオレンス)といい、身体的・精神的・性的・経済的な暴力など、恋人からの暴力(デートDV)が若い人たちの間で増えています。
・交際相手から何らかの暴力被害を受けたことがある…12.6%(8人に1人)
さらに! 通常の交際から同居(同棲)になると…
・同居中(同棲中)に交際相手から何らかの暴力被害を受けたことがある…38.2%(3人に1人)
データ出典:「男女間における暴力に関する調査報告書」令和3年3月
◇ふたりはどんな関係?…時々チェックしてみよう
下の項目でひとつでもあてはまるものがあれば、ふたりの関係を見直してみましょう。
・バカなどと、傷つくことを(言う/言われる)
・自分の予定を優先させないと無視したり、不機嫌になる
・LINEやスマホの着信履歴をチェック(する/される)
・LINEで常に行動を報告させたり、返信(させる/させられる)
・相手の意見を聞かずに、自分勝手に物事を(決める/決められる)
・思い通りにならないと、どなったり責めたりおどしたり(する/される)
・殴るふりや、実際に叩いたり蹴ったり(する/される)
・無理やり性的な行為を(する/される)
・避妊をしない
・いつも一緒にいることを要求(する/される)
・いつも(おごらせる/おごらされる)
・いつも相手の機嫌を損ねないように気を配っている
お互いが「幸せ」な関係であるために。
そのためにはお互いを尊重しあうことが大切です。
「尊重」って難しいことじゃないんです。
▽お互いの価値観を大切にする。
自分の「普通」を相手に押しつけないで。そして自分の「普通」を否定しないで。
▽YES・NOを言い合える。
家族だって言葉に出さなければわからないことが多い。相手にもいやなことは「いや」とはっきり伝える。自分の「いや」も受け入れてほしいから。
▽もめることもある。
いつも一方だけが、相手に合わせたり、謝ったりするのはおかしいよね。意見の違いを話し合って、よりわかりあえることもある。違いを言えるのは対等な証拠。暴力で解決するのは絶対NG。
▽私の彼氏、俺の彼女?
彼氏(彼女)はあなたのものじゃない。誰にも家族や友だち、好きなことや、やりたいことがいろいろある。
~お互いを大切にする。それが尊重。~
※一部に男女のカップルについての表現がありますが、付き合う相手が同性であっても同様です。
11月20日に関連講座を行います。詳しくは本紙21ページをご覧ください。
■11月夜間相談室
女性のための心の相談室「こ・こ・ろほっとルーム」を夜間開室します。
日時:11月14日(火)・21日(火) 16時~21時
※10時~16時も通常通り開室します。
★電話か面接で相談できます。(要予約・相談無料)
場所:働く女性の家(エポック・荒尾)
【電話】62-7770
問い合わせ先:
・総務課 男女共同参画推進室【電話】63-1139
・子育て支援課 給付係【電話】63-1417
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