誰もがいきいきと暮らしやすいまちへ!
■9月は「認知症月間」と定められました
◆認知症に関する初めての法律が成立しました!
・共生社会の実現を推進するための認知症基本法
6月に成立したこの法律は、認知症の人が尊厳をもちつつ希望を持って暮らせるよう施策を推進し、支え合いながら共生する、活力ある社会(共生社会)を目指すものです。団塊の世代が全員75歳になる2025年には、5人に1人が認知症になるといわれるほど身近なもの。法律も施行され、認知症と共に生きるまちづくりは全国的に進められています。
◆認知症は“自分ごと”の時代へ!
認知症に対する考え方や、ケアの方針がどんどん変わっていきます!
▽これまでの考え方
・他人ごと、目をそらす、問題を先送りする
・何もできなくなる・わからなくなる
・おかしな言動で周りが困る
・周囲が決め、本人は支援される側
・認知症だなんて恥ずかしい、隠す
・地域で暮らせない
認知症が進行し、危機的状況になって入院や施設へ入所する。
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変わる!
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▽これからの考え方
・自分ごととして、向き合う・備える
・わかること・できることがある
・本人は困っている・本人なりの意味がある
・本人が決め、本人も支え手となる
・認知症になっても自分らしく
・地域の一員として暮らし、活躍する
初期段階で早期診断・対応を行い、自宅での生活をできるだけ長くおくれるように。
危機対応・問題対処型→早期・事前対応型へ変わる!早めの気づき・相談・受診が大事に!
◆市では、認知症に関する相談や地域をつなぐコーディネーターとして、認知症地域支援推進員を配置しています。
荒尾市には約3000人の認知症の人がいると推計され、誰でもなりうる身近なもの。時代によって物事のイメージが変わっていくように、認知症に対する考え方も変わってきています。この特集を機に、改めて認知症について一緒に考えていきましょう。
認知症地域支援推進員 道野 茜(みちの あかね)
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