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しすい孔子公園夏祭り×祭孔大典/この夏、衣装がリニューアル

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熊本県菊池市

■高校生が中心となって新たな衣装を考案
中国の思想家・孔子(こうし)の遺徳をしのび、孔子公園で行われてきた「祭孔大典(さいこうたいてん)」。開始から30年を経過し、劣化した参加者の衣装が菊池女子高校の協力によって新しくなりました。
祭孔大典は民族衣装を身にまとい、民族楽器の伴奏で優雅な舞を披露します。この儀式は、孔子公園が完成した翌年の平成5年から始まりました。例年秋に開催されていましたが、今年は8月14日(月)に行われる「しすい孔子公園夏まつり」のステージイベントで踊りを披露します。
昨年、市や市商工会青年部などでつくる孔子まつり実行委員会が、踊りを担当する「舞生(まいせい)」と楽器を演奏する「楽生(がくせい)」の衣装の作り替えを同校に依頼しました。軽量化や動きやすさなどを踏まえ、出演者や指導者などの意見をもとに新たな衣装を考案。生徒たちが、放課後や休日を利用して作業を行い、完成しました。

■地域に愛される祭りが4年ぶりに完全復活
「ステージで舞生の皆さんが新しい衣装を着て踊りを披露してくれるのが楽しみです」と話すのは、市商工会青年部泗水支部長の中村友則(なかむらとものり)さん。「4年ぶりに夏まつりがフルラインナップで開催されます。地元からは、祭りを望む声が上がっていました」と続けます。「市民と企業と行政の協力で40年以上続いてきた夏の風物詩。一緒に盛り上げてもらえたらうれしいですね」
地元を中心に、約270企業の協賛金で運営されているしすい孔子公園夏まつり。地域の思いが祭りの一番の魅力です。今年の夏は屋台、花火そして優雅な舞が観客を魅了します。

■菊池女子高生が考案!リニューアルのポイント
今年から夏に開催されるため、涼しい素材を採用。着替えやすさを重視して、洗濯しやすい素材に変更しています
・作業をする家庭科の生徒たち。舞生と楽生の衣装、各20着を作り替えました
・ループ紐を入れて、袖の長さを調整できるように
・刺しゅうは従来のものを再利用。スナップボタンで取り外せるように改良しました
・生地や縫製の費用は市が負担。生徒は、従来の衣装からの取り外し作業を中心に行いました
・着替えやすいようにジップを採用。また、ワンピース型を上下セットに変更し、着崩れを防止
・脇と背中にメッシュ素材を取り入れることで通気性を高め、溜まりやすい熱を放出してくれます

□踊りと衣装、どちらも楽しんでほしい
菊池女子高校3年 上蔀香穏(うわしとみかのん)さん
無事に衣装が完成して良かったです。量が多くて大変だったけど、みんなで楽しく作業することができました。
踊りを披露するうえで、衣装はとても重要だと思います。舞生の皆さんには、快適に踊ってほしいし、観客の皆さんには、踊りと衣装、どちらも楽しんでほしいです。お祭りの当日は、自分が携わった衣装を見るのが楽しみです。

□高校生活を過ごした菊池に恩返し
菊池女子高校3年 浦本華子(うらもとはなこ)さん
高校ではファッションデザインの勉強をしています。学校で勉強したことを生かせると思って参加しました。
元の衣装から破らないように作業するのが大変でした。本番のステージでは、新しい衣装で、舞生の皆さんに気持ち良く踊りを披露してほしいです。今回のことで、高校生活を過ごした菊池に恩返しができたかなと思います。

問い合わせ先:観光振興課
【電話】0968-25-7223

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