菊池人(118)～点滴岩をも穿(うが)つ

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■菊池が大好き
冨田雅春さん
〔Profile〕とみた・まさはる
平成8年5月13日生まれ。平成26年、同級生たちと企画し市に提案した「菊池世界一プロジェクト」で長さ3,328.38メートルの流しそうめんに挑戦。世界記録(当時)を更新した。菊池高校卒業後、(株)サンワアルティス(富の原中央)に入社し、工業部門や農業部門を経験。24歳で独立し、農業や地域の草刈り代行を営む。好きな言葉は「愛と勇気」。太田区在住。27歳。
「菊池世界一プロジェクト」に挑戦した龍門小跡地付近で。「高校生だけの力では、決して達成できませんでした。背中を押してくれた大人の皆さんには感謝しきれません」と振り返る

「当時はまちを盛り上げたい一心でした。その思いは今も変わりません」。純粋な思いと熱量で活動を続けてきた。
高3の夏、世界一長い流しそうめんの記録に挑戦。実行委員長として市民や団体など延べ千人のボランティアをまとめ、世界記録(当時)を塗り替えた。「今考えると無茶なことにチャレンジしたと思います。でも学生だからこそ挑戦できたし、大人たちを巻き込めたのかもしれません」
20歳の時、社会貢献を目標に掲げる(一社)菊池青年会議所の理念に共感し入会。「まちに少しでも良い変化を起こしたくて。とにかくがむしゃらに動きました」。地域政策を考える勉強会や地元特産品を使ったイベントの開催などに汗を流した。令和2年には「SDGs(持続可能な開発目標)」を学べるカードゲームのファシリテーターの資格を取得。市と共同で児童・生徒を対象に講座を行っている。「一人一人が自分にできることを考えるのがSDGs。ゲームを通してまちの将来を考える人を増やしたい」と意気込む。「『世界一プロジェクト』のように、子どもたちの意識と行動が変われば大人も変わる。菊池はもっと良いまちになると思うんです」
多くの世代がまちづくりに参加したくなるような地域を目指している。「点滴岩をも穿つ。一人ではわずかな力でも、みんなでやれば大きな力になると知りました。そう思う仲間が増えるように、活動を続けます」

■「菊池人」希望者を募集します
新しいことに挑戦している人、伝統を受け継いでいる人など、菊池で頑張っている人を募集します。本市在住であれば自薦・他薦は問いません。詳しくは市長公室までお問い合わせください。

問い合わせ先：市長公室広報交流係
【電話】0968-25-7252