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《守り継がれる》無形民俗文化財(3)

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熊本県菊池市

市では古くから神楽や獅子舞など、さまざまな民俗芸能が地域や保存団体の人たちによって大切に守り伝えられてきました。その中で、国や市の指定文化財となっている15件を隔月で紹介します。

■出田の獅子舞
菊池市出田で行われている獅子舞です。創建1150年頃といわれる出田の若宮神社に奉納されるもので、下出田区・植古閑区の氏子により、11月25日の秋祭りの夜に舞われています。
青と赤2頭の獅子が、豆絞りの鉢巻に手甲、脚半(きゃはん)、黒の股引姿の先導役の打つ拍子木、「ソーレ」の掛け声に導かれ、横笛・太鼓の伴奏のもと、大きく右に3歩、左に3歩と交互に斜め前方に緩い動きで舞います。
先導役を先頭に、長老・拍子木・獅子・太鼓・笛と総勢25人が行列を作り、座元の家から集落を回った後、若宮神社の周りを右回りに3回舞います。
由来は明らかではありませんが、舞の形が全国に類を見ないこともあり、かなり古くから地域で受け継がれているといわれています。
獅子舞の継承、後継者育成を行っている「出田の獅子舞保存会」では、地元の花房小学校の児童に指導も行っています。

問い合わせ先:生涯学習課
【電話】0968-25-7232

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