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自治体の皆さまへ

令和6年度 施政方針(3)

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熊本県阿蘇市

◆地域経済と社会全体の活性化
○プレミアム商品券
物価の高騰が続く中で、賃金の上昇がそれに追いつかないという状況があります。この問題に対応するため、地域経済を支え、市民の皆さまの家計の負担を軽減するためのプレミアム商品券を4月1日から販売します。

○ふるさと応援寄付金
人気返礼品の確保や、店舗型ふるさと納税「ふるさとズ」の利用拡大などを進めてきました。今年度は、より多くの人に阿蘇市を応援してもらえるよう、事業者間の連携と情報発信を強化するための協議会の設立を支援します。

○移住・定住
令和6年10月に移住定住支援センターを設置し、さまざまな移住支援を一体的に行う予定です。地域おこし協力隊制度を活用し、市内の移住・定住促進や中小企業などの人手不足解消に努めます。

○多文化共生
外国人居住者が地域コミュニティへ参加しやすくなるように、「やさしい日本語教室」や「台湾との交流事業」を実施してきました。今後も日本人と外国人が互いに暮らしやすい「多文化共生のまちづくり」を推進します。

○企業誘致
サテライトオフィス事業を通じてIT関連事業者の誘致を行い、10社が進出を決めました。今後も、空いている民間施設や市有地への誘致活動を積極的に進めます。 (まちづくり課)

○主な事業
・移住定住支援センター費…786万円
草原情報館に移住定住支援センターを設置。
新たに採用する地域おこし協力隊員が常駐し、移住に関する相談に対応します。

○地域おこし協力隊って?
地域おこし協力隊は、都市部から地方に住民票を異動し、その地域の特性やニーズに応じたさまざまなプロジェクトに携わります。任期後は地域へ定住してもらうことを目指します。

◆安全で安心なインフラを整備
○中九州横断道路
「竹田阿蘇道路」、「滝室坂道路」、「大津熊本道路」の整備が進んでいます。「大津~大津西間」早期事業化と阿蘇市管内「滝室坂~北側復旧道路間」の計画段階評価への早期の着手を関係機関に強く要望していきます。

○阿蘇山直轄砂防事業
管内整備10箇所中6箇所で整備が完了し、4箇所の整備が進められています。その内、旧熊本市あそ教育キャンプ場(南宮原地区)に整備される湯浦川5砂防堰堤工事は令和5年度から工事用道路などの用地買収に着手し、今後本格的な整備が進められる予定です。

○市が管理する河川
土砂が堆積しているところをきれいにしたり、河川の改修を進めます。住宅に隣接する川の護岸を整備することで災害から守る対策も進めます。

○市が管理する道路
令和6年1月には上西黒川成川線(農村公園あぴか南側1・1キロメートル)の舗装が終わりました。これからも幹線道路の舗装改修を続けていきます。道路破損などの情報にはすぐに対応し安全を確保するよう努めます。  (建設課)

○主な事業
・道路情報カメラ設置事業…241万円
波野(国道57号付近・国道265号付近)、茗ケ原、深葉の4カ所に管理用の道路情報カメラを1台ずつ設置します。道路状況をインターネットを活用して確認することで、除雪などの処置をすばやく行うことができるようになります。

◆阿蘇の自然と共生する住環境を実現
○市営住宅
坊中南団地の建設に着手し、居住環境の改善を図ります。

○環境事業
「ASO環境共生基金」を活用し、子どもたちの環境教育・自然体験学習を継続します。景観や多様な動植物の保全、優れた水源涵養機能といった阿蘇の草原が持つ重要性を県内外に発信していきます。 (住環境課)

○主な事業
・市営住宅坊中南団地A棟建設事業…5億6,540万円
黒川地区に建設する坊中南団地は1棟13戸。令和7年度中の入居開始を目指します。

◆安心で良質な水道水の安定供給
○水道事業
人口減少による料金収入の減少、老朽施設の修繕費の増加、物価上昇など事業運営への影響が懸念される中、安全な生活用水を安定的に提供するために、老朽施設の更新・整備を進め、事業の効率的な運営を目指します。

○下水道事業
令和6年度から公営企業会計の適用となり、新たな会計制度のもと、経営の状況を的確に把握し、下水道の機能を維持しつつ、経営の安定化に努めます。下水道がまだ整備されていない南黒川地区では、下水道の管渠整備を続けていきます。 (上下水道課)

◆生きる力を育む学校教育の充実
阿蘇小学校の屋内運動場の改築工事と波野中学校の屋内運動場の改修工事は、令和7年1月末の完成を目指しています。古くなった波野中学校の屋内運動場の改修工事を進めます。さらに、熱中症を予防するために、市内すべての中学校の屋内運動場に空調設備を導入します。
学校教育では、平成30年から使っている情報端末(タブレット)を更新し、臨時休業や自宅待機期間でも自宅でのオンライン授業を可能とします。
子どもたちが、持続可能な社会の創り手として、これからの未来を切り拓いていくために必要な課題探究能力や情報活用能力、表現力を育むためにSDGsを通した学びを進めます。 (教育課)

○主な事業
・波野中学校屋内運動場改修事業…3億400万円
・中学校体育館空調設備設置事業…1億7,710万円
築30年を超えた波野中学校体育館の長寿命化を図るため、空調設備の設置も含めた改修工事を行います。一の宮中学校、阿蘇中学校体育館への空調設備の設置工事も進め、令和6年度中にはすべての中学校の体育館に空調設備が導入されます。

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