文字サイズ
自治体の皆さまへ

デジタル郷土資料をデジタル図書館で閲覧できます!

5/29

石川県加賀市 クリエイティブ・コモンズ

若者にももっと読書を気軽に楽しんでほしいと昨年オープンした市のデジタル図書館で、デジタル郷土資料の公開を始めました。
地域おこし協力隊の活動の一環として、市の古い郷土資料をデジタル化しています。今まで郷土資料は紙、写真、フィルムなど、アナログメディアのみで保存されていましたが、どうしても経年劣化していきます。デジタル化することで、物質的な劣化で閲覧できなくなることを防ぐことができます。また、オンラインで公開することによって、24時間365日いつでもどこでも閲覧が可能になります。市の歴史を、写真や映像などの視聴覚資料を通して気軽に調べたり、見たりすることができるので便利です。
今後、少しでも多くの郷土資料をデジタル化し、充実させていきます。ぜひ、ご活用ください。

問合せ:山中図書館
【電話】0761-78-4441

■デジタル郷土資料を収集・活用し、こんな活動をしてます!
地域おこし協力隊の丸山達也さん、小林真幸さんは映像ワークショップ合同会社に所属しています。同社で、郷土資料の収集と活用を行い、サイト「かがが」を立ち上げました。
公共的なものは市のデジタル図書館で公開し、それ以外のものは、「かがが」で公開しています。「かがが」の注目ポイントは、運営側だけでなく、誰でも記事を書き込んだり、資料を掲載したりできること。個人で大事に保管しているフィルム等をデジタル化して公開することで、他の人にも見てもらうことができます。関連した記事がどんどん追加されて詳しくなることで、より多くの人と当時の記憶を共有できるっておもしろいですよね。みなさんもご存知の情報をぜひ書き込んでください。

■活動で新たな気付きはありましたか?
丸山:昔は加賀市に今とは違うエネルギーがあったんですね。市の歴史を知ることで愛着が深まりました。まずは知ることが大事なんです。郷土への関心が多くの人に芽生えるよう、市の歴史をより多くの人に伝えたいです。
小林:市職員の有志で約50年前に作られた映画フィルムの上映会を行ったとき、高校生からお年寄りまで、幅広い年代が集まってくれました。誰でも参加できる環境を作ることで、世代間での違う記憶を知るきっかけを増やしていきたいです。

■「かがが」をどのようなサイトにしていきたいですか?
丸山:加賀市在住の人も、加賀市出身の人も、海外に住む加賀市が好きな人も、誰でもオンラインで編集できるので、「加賀市は昔こんな街だったよ」と、一緒に情報を充実させていきたいです。このサイトがあったから、いい街だと気づくことができたと言ってもらえるサイトにしたいです。
小林:例えば、水害の記録を将来の防災へ生かすなど、世代間のギャップを埋め、理解を深めるサイトになればと思います。
また、アクセシビリティが充実しています。一つひとつの写真に文字情報が入っており、視覚障がい者も、音声の読み上げ機能で知ることができます。
昔を知ると今の見え方が変わってきます。想像が膨らみ、市の未来を良くする方法が見つかるかもしれません。共につくる仲間を大募集しています。こんな資料・写真を持っているなど、気軽にご連絡ください。

問合せ:映像ワークショップ
【メール】pr@eizo.ws

■[亡き人の肉声がよみがえる!?]デジタル郷土資料音声版の充実も
テキストや写真・映像(フィルム)のデジタル郷土資料の作成に加え、音声のデジタル郷土資料の作成にも着手しています。
講演が録音された、数々のカセットテープをデジタル化し、デジタル郷土資料にして順次公開していく予定です。例えば、北前船研究の第一人者で、加賀市名誉市民でもある牧野隆信さん(大正6年~平成18年)が講演された、約50年前の市民文化講座での音声記録などです。
カセットテープが劣化して再生不可能になる前にデジタル化し、オンラインでラジオ感覚で聴けることを目指して作業を進めています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU