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9月は世界アルツハイマー月間~認知症について考えてみませんか~

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石川県加賀市 クリエイティブ・コモンズ

毎年9月21日は、「国際アルツハイマー病協会」と「世界保健機関」が共同で「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓発を実施しています。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、全国各地でさまざまな取り組みが行われています。市では、認知症について正しい知識や対応を伝える講師役である「キャラバン・メイト」で結成された「加賀市キャラバン・メイト連絡協議会」が中心となり、市内各所を認知症のシンボルカラーである「オレンジ色」で彩ります。ぜひ、たくさんのオレンジ色を見つけてみてください。

▽大聖寺圏域
日時:9月中
場所:大聖寺圏域の介護サービス事業所
内容:玄関にオレンジ色で飾り付けをします

▽山代圏域
日時:9月中
場所:山代圏域の介護サービス事業所の送迎車
内容:マスコットの「ロバ隊長」のシールを貼り認知症のPRをします

▽片山津圏域
日時:9月中
場所:片山津圏域の介護サービス事業所
内容:オレンジ色の花や風車で彩ります

▽作見・動橋圏域
日時:9月21日(木)11時と14時30分
場所:アビオシティ加賀
内容:オレンジジュースとオレンジのアメを配ります

▽橋立圏域
日時:9月21日(木)〜
場所:橋立地区の商店
内容:オレンジ色の花で彩ります

▽山中圏域
日時:9月中
場所:山中の総湯や小学校、商店など
内容:オレンジ色のハンカチとロバの飾りで彩ります

■「認知症」はなぜ「オレンジ色」?
陶工・酒井田柿右衛門は、夕日に映える柿の色にインスピレーションを得て赤絵の磁器をつくりました。18~19世紀この磁器がヨーロッパで人気を誇りました。柿右衛門の柿色のように「世界で認められるように」と願いを込め、「認知症サポーター養成講座」の修了者に交付される証に、オレンジ色が採用されたそうです。この活動が日本から世界に広がり、認知症のシンボルカラーが「オレンジ色」になりました。

■認知症とは
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすることで、さまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態を指します。65歳以上から発症する確率が上がり、85歳以上では4人に1人が発症すると言われています。
市の介護保険申請時における疾病では、認知症が最も多い状況となっています。

※令和3年4月から令和4年3月の新規要介護申請者(713人)の主治医意見書主病名1より

■〝認知症〞に備える
認知症は誰もがなりうる脳の病気です。現在の医学において、認知症になることを完全に防いだり、完全に治したりすることができません。そのため、認知症に備えることがとても大切です。認知症について正しく学び、必要な時に必要な支援を受けることが出来る体制を準備しておくことが認知症への備えになります。
今回の認知症月間でオレンジ色を見ることで、認知症を自分事と捉え、認知症について考える機会になればと思います。

■認知症の人や家族を支える「認知症サポーター」
認知症の人は記憶障害や認知障害から不安に陥り、その結果周りの人との関係が損なわれることもしばしば見られ、家族が疲れ切って共倒れしてしまうこともあります。しかし、周囲の理解と気遣いがあれば穏やかに暮らしていくことは可能です。
その一環として、認知症について正しく学ぶことができる機会として「認知症サポーター養成講座」を実施しています。認知症を理解し、認知症やその家族を支える「認知症サポーター」が増え、安心して暮らせる加賀市を目指していきましょう。

問合せ:地域包括支援センター
【電話】0761-72-8186

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