■大切なのは、イノシシを引き寄せない環境づくり
近年、イノシシがエサを求めて、農地や山林だけでなく、住宅街にも出没するようになってきました。
町では、農業者や地元の猟友会、地区の方にご協力いただき、捕獲罠や防護柵を設置するなど、被害の軽減に努めていますが、イノシシを住宅街へ引き寄せてしまう要因を取り除いていく環境づくりも大切です。
イノシシの被害を未然に防ぐため、地域での自主防除にご協力をお願いします。
◆イノシシの特徴
・警戒心が強く、慎重で臆病な性格ですが、慣れると行動が大胆になります。また、興奮してパニック状態になると、人間に向かってくる可能性があります。
・雑食性で、人間が食べるようなものは何でも食べます。
・人間を恐れて夜間に活動することが多いですが、安全な場所と認識すると、昼間でも活動するようになります。
◆遭遇してしまったら
▽落ち着いて、ゆっくり行動する
ほとんどの場合、しばらくするとイノシシの方から逃げていきます。
不用意に近づいたり、慌てて走ったりせず、背を向けずにゆっくりと後ずさりしながら、静かにその場を立ち去るようにしましょう。
▽威嚇したり、驚かせたりしない
大声を出す、物を投げる、棒で追い立てるなどの追い払いや威嚇は、絶対にしないでください。イノシシが興奮して、襲ってくることがあります。
また、子どものイノシシ(うり坊)の近くには、親イノシシがいる可能性があり危険ですので、近づいたり触ったりしないでください。
◆どうしても接近を避けられない場合は
イノシシに逃げ道を明け渡しつつ、安全な場所(イノシシから見えない場所やイノシシが簡単に登れない高い場所など)に避難してください。
◆住宅街に近づかせないために
▽隠れ家をなくす
イノシシは、姿を隠すことのできるやぶや草むらなどを好みます。刈り払いを定期的に行うことで周辺環境を整備し、イノシシが隠れやすい場所をなくしましょう。
▽エサ場を作らない
イノシシは非常に嗅覚が優れているため、住宅街でエサが簡単に手に入ると認識すると、頻繁に出没するようになると言われています。
エサとなるものを、自宅の庭やごみ置場などに放置しないようにしましょう。
▽防護柵などで侵入を防ぐ
家庭菜園を行っている場合は、イノシシから見えないよう防護柵(高さ1m以上)を設置したり、野菜や果物にネットを張ったりするなどの防除を行いましょう。
「日頃から意識してイノシシ対策をしよう!」
問合せ:生活環境課生活環境班
【電話】71-5879
■共通
問合せ:生活環境課
【電話】0463-71-5879
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