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自然歳時記(30周年)

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神奈川県厚木市

■モンキチョウ(シロチョウ科)
モンキチョウとキチョウは似ているが縁取りのある紋で見分ける。開いた羽は約50ミリ。シロツメクサなどのマメ科植物に産卵し幼虫やさなぎで越冬する。雄は黄色く雌は白か黄/若宮公園で見つけた。

梅雨の晴れ間の青空に、美しいチョウが舞っているのを見かけた。実に優雅に楽しそうに飛んでいるが、目的は食料となる花や産卵のための食草、そして雄は雌を探すことだ。
シロツメクサのある芝生で休んでいると、羽の白いモンキチョウが飛んで来て葉に産卵して飛び去った。するとすぐに雄のチョウが追いかけるように飛んで行った。これは求愛活動で見た目は楽しげに見えるが真剣そのものである。しばらくして産卵場所に行くとシロツメクサに1ミリほどの卵が産み付けられていた。
人や鳥の憩いの場である若宮公園は昆虫たちの憩いの場でもある。

写真・文:吉田文雄

※写真は本紙をご覧ください。

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