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神奈川県厚木市

■広域課題の解決に向けて
▽6市町村で県央相模川サミットを開催
広域での課題解決を話し合う「県央相模川サミット」が相模原市内で開かれました。相模川周辺の厚木・相模原・海老名・座間市、愛川町、清川村の首長が防災対策や能登半島地震への緊急支援物資などの対応を協議しました。
サミットは、環境対策など行政が抱える課題の解決を目的に2009年度から毎年開催。共通する課題の解消に向けて相互に連携・協議しています。会長の山口貴裕厚木市長は「県央地区は、圏央道・新東名など交通分野や企業誘致の面で期待されている。共通課題は協力して解決し、魅力はさらに磨き上げていきましょう」と連携強化に力を込めました。

■都内で厚木の温泉をPR
▽下北沢駅前で「あつぎ温泉郷」足湯体験イベントを開催
「あつぎ温泉郷」の魅力を知ってもらおうと2月、下北沢駅前で足湯体験イベントを実施しました。親子連れや外国人など約2000人が訪れました。
イベントは市と観光協会が主体となり初めて開催しました。小田急線沿線で利用者が多い下北沢駅の近くに、6人用と4人用の足湯を設置。「美肌の湯」として知られる市内の温泉を浴槽に入れました。
親子で足湯を体験した都内在住の小林輝紀さん(35)は「近くを通ったので参加した。会場に足湯があり驚いたが、温かくて気持ちよかった。厚木市に温泉があることを知ったので、家族で行ってみようと思う」と話しました。

■歴史の聖地の拠点
▽あつぎ郷土博物館が開館5周年
1月に開館5周年を迎えたあつぎ郷土博物館の記念セレモニーを開催しました。市指定無形民俗文化財の相模里神楽垣澤社中が節目を祝う演目を披露し、来館した約130人を楽しませました。
博物館は、1998年に開館した郷土資料館の老朽化に伴い2019年に移転オープン。23年12月末までに延べ約13万人が来館しました。5周年に合わせて、子どもたちにも厚木の歴史に親しみが持てるよう、市内遺跡から出土した有孔鍔付土器や力士埴輪など、全5種類のカプセルトイを販売しています。
夫婦で参加した高橋実さん(74・宮の里)は「相模里神楽垣澤社中の公演を見たのは初めて。迫力があって厚木の文化に触れられて良かった」と話しました。

■新春の「厚木路」で健脚を競う
▽あつぎ駅伝競走大会に47チームが参加
約22キロメートルのコースをたすきでつなぐ「あつぎ駅伝競走大会」を1月、荻野運動公園を発着点に開催しました。47チーム、約380人が参加し、沿道の声援を受けながら新春の厚木路を駆け抜けました。
開始を告げる号砲の合図とともに、第一走者がスタート。ぼうさいの丘公園や、林中学校前などの中継所を経て、ゴールの荻野運動公園まで、懸命にたすきをつなぎました。
地区対抗の部で優勝した南毛利Aチームの前田智司監督(58・温水西)は「選手とスタッフが一丸となり、最後までたすきをつなごうと話していた。持っている力を精一杯発揮し、優勝できて素直にうれしい」と笑顔で話しました。

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