■こんにちは。認知症地域支援推進員の桜井です。
先日、小学生の親子向けに認知症の講座を開催しました。参加者の中に、自身の親に認知症の症状があるために、お子さんと一緒に参加してくれた人がいました。自分一人で学ぶのではなく、孫であるお子さんとともに認知症を学んでくれたことをとても嬉しく思いました。
現代は核家族化が進み、親も子も孫も、自立すればそれぞれ別に生活している人が多く、それによって“老い”が見えにくくなっているように思います。高齢になれば身体も不自由になり、認知症を発症することもあるでしょう。親は面倒を見てくれる存在ではなく、面倒を見なくてはならない存在に変わっていきます。孫の世代から“人は老いれば誰かの手が必要になる”ことを知ることは、弱者に寄り添う心の優しさ、広さを育てることになると思います。親から子へ、そして孫の世代へ、優しさが伝達されていくことを願います。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】72-1294
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