◆“伸びゆく”小田原の創造
令和5年度は、第6次小田原市総合計画「2030ロードマップ1・0」の2年目の年です。
「世界が憧れるまち〝小田原〟」の実現に向けて、特に「子ども・子育て支援」「脱炭素移行」「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」の推進に力を入れ、〝伸びゆく〟小田原を創造していくための予算編成を行いました。
◆予算の規模
〈全会計〉
1,893億円(+184億円)
=※( )内は対前年度増減額=
〈一般会計〉
748億円(+38億円)
福祉やまちづくりなどに使う基礎的な会計
〈特別会計〉
802億円(+138億円)
小田原城天守閣、国民健康保険など特定の収入で賄う会計
〈企業会計〉
343億円(+8億円)
上下水道や病院の収益で賄う会計
《一般会計の内訳を見てみよう!》
=※( )内は構成比率=
一般会計総額 748億円
脱炭素移行のための投資的経費の増加などにより、過去最大の予算規模となりましたが、増額の大部分が国の補助金などを活用しています。
(1)民生費
福祉や子育て環境の充実
311億1,400万円(41.6%)
(2)総務費
防災対策やデジタル化推進など
92億8,800万円(12.4%)
(3)衛生費
健康や医療対策、ごみ処理、脱炭素化など
85億3,200万円(11.4%)
(4)教育費
学校教育や生涯学習の充実など
77億1,000万円(10.3%)
(5)土木費
道路や公園の整備、市街地再開発など
69億4,400万円(9.3%)
(6)公債費
借入金の返済
52億8,200万円(7.1%)
(7)消防費
消防・救急活動
27億400万円(3.6%)
(8)商工費
商業・観光の振興、企業誘致など
15億9,900万円(2.1%)
(9)農林水産業費
農業・林業・水産業の振興
10億600万円(1.4%)
(10)議会費・労働費・予備費
議会の運営・労働者対策など
6億2,100万円(0.8%)
◆本市の財政状況(市の貯金と債務の推移)
〈貯金〉
《財政調整基金》
不測の事態への対応や年度間の財源調整のために積み立てています。
《財政調整基金の残高は適正なの?》
令和4年度末の残高は、標準財政規模※の15.3%となっており、一般的に適正な割合といわれる10%程度を上回っています。
今後も一定の残高を確保しながら、健全な財政運営を行っていきます。
=※標準財政規模…市が標準的な水準で行政を行う上で必要となる一般財源の規模=
年度 |H25|H26|H27|H28|H29|H30|R1|R2|R3|R4|
財政調整基金残高(億円)|37.2|46.2|55.9|56.9|59.0|61.4|58.2|52.0|56.1|60.8|
〈債務〉
《債務残高(借入金など)》
一度にたくさんのお金がかかる建設事業などの財源として借入金を活用し、財政負担を平準化しています。
《こんなに借入金があって大丈夫なの?》
令和3年度決算における将来負担比率※は30.0%で、健全化の目安となる350%を大きく下回っており、財政の健全性を確保できています。
今後も後年度の財政負担に留意しながら、事業を行っていきます。
=※将来負担比率…財政規模に対して、将来的に負担が見込まれる負債から、基金の積立金などを差し引いた金額の割合を示す指標=
=R4は見込額=
年度 |H25|H26|H27|H28|H29|H30|R1|R2|R3|R4|
債務残高(億円)|1,190|1,179|1,156|1,118|1,080|1,082|1,102|1,128|1,108|1,114|
【WEB ID】P35711
問合せ:財政課
【電話】33-1313
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