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自治体の皆さまへ

人と人を結ぶ「川崎宿」

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神奈川県川崎市 クリエイティブ・コモンズ

川崎市長 福田 紀彦

今年は、東海道川崎宿の誕生から、400年の記念の年です。
江戸初期に整備された東海道は、多くの浮世絵や俳句の題材とされているほか、江戸時代後期の滑稽本「東海道中膝栗毛」の舞台として全国的にも有名な街道で、その起点となる日本橋から2つ目の宿場が川崎宿です。
多くの人が集い、行き交う宿場町「川崎」には、さまざまな地方から往来する人を受け入れながら発展してきた歴史があります。
平成15年には、この歴史的資源である川崎宿をまちづくりに活(い)かそうと、地域の皆さまの提案により「東海道川崎宿2023いきいき作戦」がまとめられました。その後20年にわたり、街道沿いのフラッグ掲示や史跡案内板、浮世絵マンホールの設置による景観づくりのほか、おまつりなどのイベントや、川崎宿が発祥と言われる「三角おむすび」を活(い)かした取り組みなどを地域の皆さまとの協働で進めてきました。
また、令和3年には、「川崎宿起立400年プロジェクト推進会議」が設立され、現在120を超える団体などが参画し、地域が中心となって取り組みを推進しています。
起立400年を盛り上げてくださるメンバーには、川崎出身の方だけでなく、いろいろな地域の出身者がいらっしゃいます。
昔も今も変わらず、いろいろな人たちが集まる川崎だからこそ、多様で多彩なアクションが生まれ、このまちが発展してきたのだと、改めて感じています。
人と人を結び、これまでの歴史と未来をも結ぶ「川崎宿」。ぜひ、起立400年という節目の年に「川崎宿」に足を運んで、このまちの歴史や文化に触れ、未来へとつながっていくまちの魅力を満喫していただきたいと思います。

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